田の畔に 遍路迎える 彼岸花
足跡辿るや 巡礼の小道
今年も,田畑の畔や河川敷には,真っ赤な大輪の彼岸花が,咲く季節になりました。
この群生の中には,グループごとに,1~2輪だけ白い彼岸花が咲いており,不思議に心を和ませてくれるのです。
本日の一首については,四国八十八箇所霊場第46番札所の浄瑠璃寺から同47番札所の八坂寺にかけての,遍路道や田畑の畔に咲く,彼岸花について,
四国遍路をしている人も,心を和ませながら,先人の通った道を歩き,
彼岸花から,秋の訪れ・大自然の美しさ・先祖・浄土・別れや再開・人生の儚さ・生命の循環などを感じ取っているのかなと,想像しつつ詠んでみました。