こびりつく 強迫観念 飛ばすには
その都度けりを 付けるべきかな
強迫性障害は,強迫観念と強迫行為から成り立っており,
強迫観念は,馬鹿げているとは分かっていても,ある考えが浮かんできて困る。
強迫行為は,馬鹿げているとは分かっていても,ある行為を何度も繰り返す。
インターネットでは,このように説明しており,その治療法について,精神療法・行動療法・薬物療法について書かれておりました。
この病気について,テレビでは,俳優の一人が,強迫性障害であることを明かし,根治を諦め,共生してゆく覚悟をしたと報じていたが,
困難や強迫観念から解放されるためには,その都度に具体的な対策や決断が必要になると思われ,けりを付けることで解決できるなら,
例えば,夜間にトイレへ行った際に水道の水を止めたやろか,外出時に玄関の鍵を閉めたやろかと,
普通の人でも,心配になることはあるので,
その際には,水を止めた直後に『トイレの壁をコンコンと』叩いたり,
鍵を閉めた直後に『玄関のドアをコンコン』と叩いて,
目で確認するだけでなく,音を出して,納得することで,安心感を増し,
念を押したければ,コンコンと叩いた指を,別の手の指で擦り,
心配事から,離れることが出来れば,ラッキーかと思われたのです。
さてさて,強迫性障害として治療を受けている患者さんには,何の参考にもならないのでしょうが,
日々の生活の中で,気を付けることや,簡単な生活習慣の変化が,治療効果に寄与することもあるので,自分なりに工夫して,病気を克服して欲しいと願っているのです。
長くなるのですが,以前に書いた一文を,以下へ転記してみたい。
2017/8/6
自己暗示
8月も七夕の前日となり,水田では出穂が始まる頃になっています。
特段にブログのネタは無いところ,最近は自己暗示について考える時があり,何となく思い出しては実行していることとして,
余計な考えや,妙な妄想があった際には,早めに気持ちを切り替えることで,心の中に放たれた観念を残さないようにするのも一方策であるころ,
『思わない・思わない・思わない』と繰り返し念じることで息苦しい状況から打開できることもあるので,
不要な考えと付き合いたくない時には,納得のいくまで(思わなくなるまで)『思わない』を繰り返し念じておるのですが,実際に思わなくなり気持ちが楽になるのは不思議でもあるのです。
さて,妄想と強迫観念の概念については専門家に任せるとして,
人は誰でも妄想し,雑念の世界に入り浸る時もあるが,妄想から離れるには自然に次の思考へと移ってゆく。
しかしながら,時として払い除けることの出来ぬ強迫観念として,脳裏にこびり付く時もある。
ところで,テレビのワイドショーを見ていたら,コメンテーターの先生方も普通の人間だなと思わせる場面があり,例えば堂々と話をされていても,何か雑念でも入ったのか癖なのか,突然に腕時計を見せる仕草をし,反対に高級腕時計を見せながら安心してコメントをしていたのに,急に腕時計を袖口の中へ隠すのを見た瞬間がありました。
以心伝心はしてなかろうが,何らかの気持ちが見え隠れしておりました。
考え過ぎでしょうか。
さて,思い出せば際限がないけれど,晴耕雨読の身の上となり田畑と我が家を往復するだけの日々を過ごしていると,はからいの心というのか,妄想や強迫観念との付き合いが減り,気持ちは楽になっている。
こんな一文が残されておりましたが,人は妄想し幸せな時を過ごしておられるなら其れも良しであるところ,意に反した妄想から逃れるためには『思わない・思わない・思わない』と,さり気なく念じて観念を薄めれば,迷いから離れることが出来るのかも知れません。
こんなんが,パソコンの片隅に残されておりましたが,現在のところ心は落ち着いており,穏やかな気持ちで日々を過ごしているのです。