焦らずに 赤信号なら 止まるやろ
   少し休んで 次の一手を

 人生においては,何気ない事で,腹を立て,

 それが原因で,大切な存在を失った,

 そんな経験をした人も,多いのではなかろうか。

 そんな訳ではないのですが,あの時に,腹を立てて,見境なく振舞ったことで,

 結果として,双方に,遺恨を残し,人間関係が回復出来ないまま,

 現在に至っている人も,居るのかと想像しておりました。

 また,今日の一首では,原因が発生した時点で,焦らずに,その問題を熟慮すべく,

 赤信号で,停車する如く,少し休んで,次の一手を考えつつ,

 解決策を見出してこそ,人生であると思われたのです。

 しかしながら,赤信号のサイクルでは,考えを確定するには,短すぎるので,

 人生におけるイエローカードを,神仏から与えられ,その試練だと受け止め,

 腹を立てずに,次の一手を考えるのが,世渡りでもあると,思料されたのです。