毎日を 水に流して 生きてをり
   明日は明日の 風が吹くだけ

 前回のブログが,イマイチだったの,普段の気持を,敢えて詠んでみました。

 そんな訳ではないのですが,四国霊場第48番札所西林寺と第46番札所浄瑠璃寺で詠んだ短歌がパソコンの片隅に残っていたので,再投稿してみたい。

 西林寺にて

 太鼓橋 渡り下れば 西林寺
   行基菩薩や 往時を偲ぶ

 石段を 降りて進めば 仁王門
   金剛像には 歴史の深み

 山門で 遍路迎える 仁王像
   高井の里に 春の訪づれ

 朝日和 桜舞い散る 遍路道
   心洗うや 巡礼の旅

 湧き水や 今も変わらぬ 杖の淵
   両手を清め 大師を偲び

 浄瑠璃寺にて

 空晴れて 桜吹雪や 浄瑠璃寺
   本堂裏では 牡丹咲始め

 咲き誇る 牡丹の花に 初夏の風
   色とりどりで 優雅に咲いて

 御仏も 空から見をり 牡丹園
   この静寂は 平和の証か

 大輪の 牡丹の花が 風に揺れ
   色とりどりで 華やかなりき

 本堂で コロナ封じの 読経かな
   静寂保ち 心も和む

 農道に 人かと思う 案山子かな
   久谷の里は 今日も春色