湧き水や 今も変わらぬ 杖の淵
   両手を清め 大師を偲び

 夏空の一日であり,田畑の仕事が一段落しているので,久しぶりに,杖の淵公園へ出掛けておりました。

 四国八十八ヶ所 第48番札所 西林寺の奥の院である杖の淵の由来は,
 弘法大師が,高井の里へ立ち寄った際に,一軒の家で,水を飲ませて欲しいと頼んだところ,
 干ばつで差し出す水が無く,応対したお婆さんが,暫く待って下さいと告げて,重信川まで水を汲みに行き,その水を家に持ち帰り,弘法大師に飲んでもらったら,
 遠くまで水を汲みに行ってくれた礼にと,弘法大師が,ここを掘ってみなさいやと,西林寺の近くの地面に杖を突き当てたので,村人が掘り起こしてみると,清水が湧き出たとの,伝説がある泉です。

 これは,地元に言い伝えられる説話であり,

 インターネットなどでは,名水百選に選ばれた「杖の淵」について,
 弘法大師が,この地を通りかかった際に,住民が干ばつに苦しんでおり,これを見た弘法大師が,地面に杖を突き立てたところ,清水が湧き出たと書かれています。

 さて,ここまで書いて本日のテレビを見ていたら,愛媛県のコロナ感染者が1964人であると報道されており,
 1964との数字なら東京オリンピックが開催された年号と同じぞなもし,ならば次は,2022人までコロナの患者が増えるんじゃろかと,妙な妄想をしておりました。

 さてさて,弘法大師なら,その杖で,コロナを封じてくれるものと,想いを巡らせているのです。