ボロ服が 似合うと嫁に 云われをり
   我が人生を 衣服に重ね

 初夏を感じさせるような,太陽光が眩しい一日でした。 

 終日を畑にて過ごし,里芋の種芋を植え付けるために,作業をしておりました。

 先日のこと,トラクターで耕した畑を,本日は,鍬にて畝上げし,
 引き続き,里芋の親芋を横半分に切り,切り口に灰をまぶして,畝の中央(鍬で溝を作った)に35㎝の間隔で置いてゆき,
 次に種芋と種芋の間に,化成肥料と油粕を置き,土を被せていたのです。

 さて,今日の一首ですが,上着は,登山シャツを着ての作業であり,夕方になり肌寒さを感じたので,
 古くなった夏物のジャンバーを,ミニバイクの座席の下に入れており,それを羽織って作業を続け,そのまま家に帰ったものだから,
 嫁から,褒められたのか,嫌みなのか,ポロ服が似合うと,久しぶりに云われての短歌になりました。

 職を辞し,晴耕雨読の身の上になって久しく,三流の公務員ではありましたが,自分なりに黙々と仕事をこなし,家庭を守ってきたのですが,
 今からは,更に人生を謳歌したいと,考えていた,夕べでもあるのです。