コロナ禍の 東京五輪 迫りけれ
   運に任せた 開催なのか

 緊急事態宣言下における,東京オリンピックの開催が,近づいている。
 運が良ければ,新型コロナの感染者数が減少し,主催者は,予定とおりであったと胸を撫で下ろすのであろうが,新たな感染者が3日連続で1,000人を超えている現状からすれば,簡単には減少傾向に向かうことは予想されず,心配しているところなのです。
 新型コロナの件では,一農夫にも関心があり,機会を見つけては短歌で表したり,一文の中に自分なりの気持を書き込んでは,何とかならんもんじゃろかと,気を揉んでおりました。
 そんな短歌を読み返していたら,まとめて投稿してみたくなったので,以下へ列記してみたい。

2020/2/12
 桜見る 招待客は 何処の誰
  其れより今は コロナ対策

 風邪ならば 人から人へ うつるもの
  関係機関 如何に対応

 最初の一首は,本日の国会中継を見ていたら,閃いたので,文字にしてみました。
 後の方は,新型コロナウイルスが,中国の武漢で発症した頃の1月下旬に詠んで,パソコン内に残しておりました。
 新型コロナウイルスは,11日に世界保健機関でCOVID-19と名付けられたようであるが,官民が一体となって1日も早い収束のため,取り組んでほしいと願うばかりであります。

2020/4/2
 ひばり鳴く 重信川の 空高く
  新型コロナ 吾も凌ぐと

 今日の一首は,午後5時を過ぎてから,犬を連れて散歩に出かけた際に,
 ひばりが囀る季節になったと思いつつ,新型コロナに関連付けて詠んでみました。

2020/4/11
 本堂で コロナ封じの 読経かな
  静寂保ち 心も和む

 本日の午前中に,浄瑠璃寺へお参りに出掛けていたのですが,本堂では参拝者のグループが般若心経を唱えており,境内の静寂と相まって,心が和んだのでした。

2020/4/12
 満開の さくら散しの 雨が降る
  コロナのせいで 淋しく散りをり

 桜は数日前に満開となり,散り始めているところ,今日の雨風で更に散ってしまい,本年はコロナウイルスのせいで,花見を満足にできず,淋しく散ってゆくのかと考えておりました。

2020/5/9
 草刈りと 溝の掃除に 野菜採り
  コロナの風は どこ吹く風と

 社会では新型コロナウイルスの感染が若干の収束を見せるも,第2波が起きないかと心配する声もあるが,気温上昇と生活様式の変化で,一定の効果は期待できそうである。
 しかしながら,気温上昇と新型コロナウイルスの終息については解明されておらず,インフルエンザのごとく夏になれば自然に終息することを祈るだけである。
 ほじゃけんどが,熱帯の国々でも,新型コロナウイルスに感染しているなら,楽観しておられず,当分の間は3密を避けるべく行動することが大切であると思われるのです。

2020/5/15
 抗体を 持てば安心 クラスター
  新型コロナ 如何に共存

 本日の一首は,午後から畑の倉庫内にて,トラクターの爪を外していた時に思い浮かんだのです。

2020/7/14
 世の乱れ コロナ水害 何とする
   困難あれど 希望は捨てず

 世の中では,凶悪事件が発生したり,新型コロナウイルスの問題ばかりか,想定外の豪雨が引き起こした水害で尊い命が失われ,何とかならんもんじゃろかと,本棚の補修中に考えていたのですが,一農夫には為す術がなく,「困難あれど 希望は捨てず」と詠んでみました。

2020/7/28
 コロナには マスク手洗い 嗽かな
   混雑避けて 離れて会話

 今日の一首は,今では社会の常識となっている,新型コロナウイルスから身を守る方法を,31文字で表現してみました。

2020/8/16
 世の中の 動きを変える コロナかな
   政治や医療 如何に対応

 何もかも コロナのせいで 台無しに
   それでも人は 負けずに生きる

 今からは コロナと共に 生きてゆく
   覚悟があれば 恐いものなし

 我は雑鳥が199回目となり,何を題にして詠もうかと考えていたのですが,テレビを見ておれば相変わらずコロナのニュースが多く,閃いたままを文字にしてみました。
 新型コロナウイルスの感染拡大で,世の中の動きが様変わりし,政治(緊急事態宣言の発令)や医療(増床やコロナウイルスとの闘い)はもとより,各種業界においては行政から指導された方法にて,十分な防疫体制を取りながら,コロナを近づけないよう企業努力している。
 しかしながら,コロナのせいで,店を閉めたり廃業や倒産に追い込まれるケースも多くあるらしく,それにも負けずに生きてゆくなら,必ずや復活する日が訪れるものと信じて止まないのです。
 何れにしても,コロナと共に生きてゆく覚悟があれば,明るい未来が待ち受けているであろうと考えつつ,三首を詠んでみました。

2020/10/1
 横文字で ウイズコロナと 言われても
   何のことやら クイズは苦手

 ウイズを駄洒落でクイズとしてみたのですが,ウイズコロナの意味が理解できる老人が如何程おるのかと,文字を並べてみました。

2020/11/29
 新型の コロナウイルス 感染も
   発病せずに 抗体を持ち

 新型コロナウイルスのワクチンが完成し,多くの人々が接種すれば世の中が安定してくると思われるところ,自然免疫等について考えていたら,
 日常生活の中で,微量のコロナウイルスが体内へ入った際に,
 不顕性感染(発病していない)の状態で,抗体が作られる人が居るのなら,
 この生体防御機能に働き掛け,コロナウイルスの獲得免疫を保持させるべく,安全性の高い,生ワクチン開発のため研究をしてみてはどうかと,ジャガイモを収穫しながら妄想していたのです。

2020/12/2
 医療にも 予算があって 然るべし
   コロナ手当てに 異議はあるまい

 GOTOトラベルでは,新型コロナウイルスの感染拡大で,予想とおりの成果は出ておらず,GOTOトラブルと揶揄する人も居るところ,そこに血税を注ぐのなら,新型コロナの患者を受け入れた医療機関で働く職員にも,一定のコロナ手当を支給しても,誰も文句を言わないと思われたのです。

2020/12/24
 ひたすらに マスクを作り 日が暮れて
   コロナ対策 少し役立ち

 本日においては,嫁がマスクを作っていたので,ミシンの調子を整え,糸くずの掃除などの,ミシン周辺の環境を,仕事がはかどるように,手伝っていたのです。

2021/1/7
 コロナ禍に だだ出歩くは 愚かなり
   家に籠って 心ゆたかに

 一人一人が外出を自粛し,必要最低限の行動をすれば,コロナに感染せず一定の効果が表れたものと思われるところ,自分は大丈夫であるとの過信が,コロナの流行となったようでもある。

2021/1/9
 寒くなく 暑くもなくて コロナなく
   そんな季節に 帰っておいで

 新型コロナウイルス感染症が終息し,人々が自由に行き来できる社会になって欲しいと願い,詠んでみました。

2021/1/11
 終電を 早めてコロナ 遠ざける
   次の一手は 大胆不敵に    

 飲食事業者が営業時間短縮をするのなら,それに合わせて終電も早めれば,コロナが遠ざかってゆくのではなかろうかと思い詠んでみました。
 実際には,昼間に街中で人々が往来し,あるいは少人数の会食でも,コロナウイルスに感染することが考えられるところ,交通機関を終日全面ストップすれば,通勤や人々の行動に支障が生じるので,
 電車・バスの運航を,飲食事業者の営業時間短縮に合わせて,午後9時以降は全面ストップするなら,多くの人は,早めに家路に着くので,その分だけコロナの感染が減ると思われたのです。

2021/1/14
 流行の コロナを嫌い 街に出ず
   時節柄かな それは常識

 メディアでは,相変わらず新型コロナウイルスの話題で盛り上がっているが,個人が外出を自粛すれば,全てが丸く収まるのではなかろうかと思いつつ,本日の一首になりました。

2021/4/25
 突然に 予防接種の 券届く
   コロナ嫌だが 受けるは迷う

 先日のこと,松山市保健所・保険予防課から,新型コロナウイルスワクチン接種のお知らせ。(接種券在中)との封書が届いたのですが,コロナには感染したくないものの,予防接種を受けるか受けないかを迷っておるのです。

2021/4/28
 コロナ禍に ゾンビのように 街へ出て
   感染しては 医療困らせ

 テレビで,ニュース番組を見ていたら,コロナ禍でも多くの人が街を歩いる様子が映し出されており,人々の姿が,ゾンビのように見えたのです。

2021/6/23
 二回目の コロナの注射 受けたけど
   腕が痛いは 前と同じに

 6月2日に受けた,第一回のコロナウイルスの予防注射に引き続き,本日は第二回目の接種を受けておりました。
 接種後の全身症状は,前回と同じに,接種を受けた部位(左上腕三頭筋)に軽い痛みがあるだけで,現在のところ他に変わった症状はなく,体調は良好なのです。

2021/6/27
 まん延と 緊急事態 どう違う
   列車減らせば 丸く収まり

 以前の雑鳥に,終電を 早めてコロナ 遠ざける 次の一手は 大胆不敵に と詠み,
 飲食事業者が営業時間短縮をするのなら,それに合わせて終電も早めれば,コロナが遠ざかってゆくのではなかろうかと,願いを込めておりました。
 実際には,昼間に街中で人々が往来し,あるいは少人数の会食でも,コロナウイルスに感染することもあり,
 なお,交通機関を終日全面ストップしたなら,通勤や人々の行動に支障が生じるので,
 飲食事業者の営業時間短縮に合わせて,電車・バスの運航を,午後9時以降は全面ストップすれば,多くの人は,早めに家路に着くので,その分だけコロナの感染が減ると思われたのです。
 こんな一文を投稿していたところ,
 本日におていは,東京都で,新型コロナの感染者が,新たに386人であったと,テレビのニュースで報じていたが,
 この負の連鎖を断ち切るには,列車を止めないまでも,計画的に本数を減らし,都心に人々が集まらないような,方策が必要であると痛感しておるのです。
 列車の本数を減らすことについては,帰りの電車が無くて困ったとの苦情がないように,
 じんわりと,往復の運航回数を調整しつつ,人々が当分の間は都心への外出を控えるべきであるとの確信を得るくらいに改定すれば,広く国民に受け入れられるのではなかろうか。