剪定を 終えた庭にて 佇むも
   虫食い灯篭 何も語らず

 本日においては,午前中に白菜とレタスの若苗を畑へ移植し,午後からは薩摩芋の収穫を行っていました。
 夕方になり,ビール片手に椅子に腰掛け,数日前に剪定を終えた庭木と庭を眺めていたのですが,古い虫食い灯篭と向き合った際に,詫び寂びの深さを感じ入るも,特段の返答が無かったのです。
 「当たり前じゃろげ。灯篭が話す訳なかろげ。この愚か者めが。」
 と言われたなら返す言葉は無いのですが,
 以前の一首に,登山道にて,
 岩肌が 松の大樹と 似たりけれ
   路傍の地蔵 我に微笑む
 こんな短歌を詠んだ記憶があり,
 この時には,路傍の地蔵が微笑んだようであり,
 他にも,大自然の生物から語り掛けられることが多々(心の中で自問自答!・妄想?)あるのです。
 何やかんやで過ごしていたら,10月も中旬にて,季節は本格的な秋となっているのてす。