2013/10/22

避難勧告

 台風の影響なのか,東方向からの風が強い一日でした。

 この風で,畑仕事を休もうかと思ったのですが,雨は降ってなかったので野良仕事に出かけており,玉葱苗を植えるつけるための畝を作ったり,ほうれん草・ミニカブ・枝豆を,食べる分だけ採っておりました。

 ところで,テレビでは台風26号による伊豆大島の土砂災害について毎日のように報道されており,被災後の町長記者会見で,同町長は認識が甘かったとの指摘は甘んじて受けると表明したようであるが,

結果論とはいえ,台風26号は今までにない最大規模の台風であると気象庁が発表し,テレビでもニュースの度に放送されていたので,早目に避難勧告をすべきであったと思われました。

 行政が避難勧告を行う際には,空振りを恐れて発出しない時もあるようだが,

そんな時には,安全と思われる地域の公民館や学校の体育館を解放し,住民が自主避難できる状態にしておくのも一方策である。

 ところで,本日現在において発生している台風27号も関東地方を直撃する恐れがあり,大島町長は再び大きな災害が起こることを予想し,高齢者・要介護者の中から希望者を島外へ避難させるべく決定をしたようだ。

 さて,台風が去った後に,地盤の弛んだ山肌が地震により表層崩壊しないかと考えるのは心苦しいが,

伊豆大島は火山灰が固まった表層の上に森林が出来ているようであり,そこを開発して人間が住んでいるなら,

今後も何らかの原因で表層崩壊が不規則に起こり得ることが考えられるので,地層を再調査し,必要な箇所には排水路を設けたり土留めの工事を行うべきであると思われました。

 何れにせよ,今回の土砂災害では,被災された方の多くが,山崩れが起きるとは思ってもいなかった中での出来事かと思われ,こんな悲しい災害が二度とあってはならないと願うばかりである。

 危険予知との言葉を活かせるような行政の対応が望まれる。

 

2013/12/7

特定秘密保護法について

 今日も一日が無事に終了した。

 12月に入り,畑での仕事は野菜(白菜・ほうれん草・小松菜・チンゲンサイ・ニンニクの若芽・ニンジン・ゴボウ・大根・カブ・ネギ・ジャガイモ等)の収穫が中心となっているところ,出荷はせず自己消費するだけなので,急ぐことなく野菜たちとゆっくり向き合いながら作業をしております。

 そんな作業が来年の春まで続きそうですが,畑には探せば仕事はいくらでもあるので,雑用をこなしながら,雨や雪の日には温泉に浸かり身体をいたわりつつ日々を過ごしたいと思っているのです。

 ところで,テレビのニュースによると,参議院で昨日の夜になり特定秘密保護法案が可決され,機密情報を漏えいさせた公務員へ厳罰を科することが可能になったようだ。

 この特定秘密保護法の制定にあたっては,各方面から反対の意見があったにもかかわらず強行採決されているが,

 国家公務員法では第82条に懲戒の種類として,免職・停職・減給・戒告の処分をすることができるとの条文があり,

 第100条では秘密を守る義務について明記され,

 罰則として,第109条で1年以下の懲役・第110条で3年以下の懲役と規定されており,

わざわざ,特定秘密保護法を制定せずとも,機密情報を漏えいさせた公務員の処罰については,国家公務員法の条文と罰則を変更することで十分かと思われた。

 また,特定秘密保護法では,防衛・外交上の秘密及び特定有害活動の防止・テロ活動防止のため罰則等について規定し,国益を守ろうとしているようであるが,

 国民に知らされることなく,一定の事項を機密にしてしまうのは如何なものかとも思われました。

 さて,素朴な疑問として,情報公開法があるのに,特定秘密保護法が制定されたのには法律に矛盾があるとも考えられ,

 特定秘密保護法においては,最初に秘密ありきにて物事が進められる感が拭えず,国民の知る権利をないがしろにする一面もある法律のようでもある。

 

2014/5/6

パワハラ

 インターネットのニュースによると,本年2月15日に警察署内の男子トイレで,パワハラが原因で警察官(巡査長)が拳銃自殺した件について詳細が述べられていた。

 本件については,当日のテレビのニュースでも報じられていたが,度を越えたパワハラが警察署内にも存在していたのかと驚いている。

 そもそもパワハラを行う人間は,何れの組織に属する者であっても,同等の愚かな知恵しか持ち合わせておらず,本人にとっては対象とする人物を追い込めば追い込むほどに相手が悩み苦しむことを承知の上で,それが面白くて面白くてたまらず快感でさえあるからパワハラを止められないようである。

 本件については,上司の警部補から業務上の実績が上がってないとの理由で,パワハラと気づいておりながら,自殺前日に辞職を迫っていたようであるが,市民に難癖を付けてまで検挙する必要はなく,警察官が巡回パトロールしているだけでも犯罪を抑止する効果はあるので,辞職を迫ることなく他に指導方法がなかったものかと思われた。

 同警部補は,本人なりに弁解し,自ら巡査部長への降格を申し出ているようであるが,

パワハラの認識はなかったでは済まされず,責任を痛感しているなら辞職すべきである。

 また,巡査部長への降格を申し出て,組織や自殺した家族に対する体裁を保とうとしているが,今後の生活のこともあり警察組織にしがみ付こうとしているようにしか感じられず,それならば最初から驕った気持ちで部下に接するべきでなかったと思料されるところであります。

 さて,どん百姓が余計なことをぬかすなとお叱りを受けそうであるが,結果としてパワハラを受けた相手が自殺しているなら,それなりの身の処し方があるのではなかろうか。

 

2014/6/18

ネゴシエーター

 昨日の朝から降り続いていた雨が,今日の午後4時頃には止み,夕方になりベランダのサンルームにて西の空を見上げたら,雲の隙間から太陽光が漏れておりました。

 テレビ報道によれば,中央では集団的自衛権・中間貯蔵施設の問題で討論するも決着がつかず,その他の課題も含めて政治問題化しつつあるようだ。

 ところで,話し合いの大切さについては,一農夫なぞに論じられる訳もないが,昨今のウクライナ情勢やイラク問題に絡め,敢えて考えてみるなら,

 話し合いが如何に大切かは,指導者なら十分に承知しているにも拘わらず,その機会に恵まれず,あるいは話し合いが決裂した結果,現在の社会においても世界の各地では武力によって問題を解決すべく民間人をも巻き込んだ戦闘が行われているところ,ネゴシエーターがあらゆる問題を解決しているのなら,政治の世界にも交渉人は必要であり,ネゴシエーターをして各種難題を片付けてゆけば戦闘が減るのではなかろうかとの発想があったのです

 当たり前の話じゃわい,寝言もそこそこにしときいや,と肩を叩かれそうであるが,

 政治家や官僚も交渉人として折衝する立場にあり,北朝鮮の拉致問題等について尽力されているところ,交渉する相手により交渉人を選定する必要があると考えられ,知識の豊富な一流大学出身者を交渉人に充てるだけでなく,交渉する相手の魂と対話できる人物がネゴシエーターとなり話を前向きに進める方法もあるようだ。

 ところで,アラブ諸国の人々は,戦うために生まれてきた,戦闘民族のようであると思った時もあったが,

 一農夫なりに瞑想してみると,本来アラーの神は血を血で洗う戦争は望んでおらず,対立する国家やグループの者が,互いに知恵を出し合って魂をぶつけ合いながら論戦することが大切であると教えているように感じられるのです。

 しかしながら,この論戦については,小さな集落の人達でさえ意見を違えるのであるから,ましてや同じイスラム教であっても宗派を異にする人々を説得するのは困難であるところ,ネゴシエーターを介して,武力による解決ほど愚かな所業はないと説くべきであり,それこそが先進諸国の指導者に課せられ責務ではなかろうか。

 寝言のついでに,知人の元刑務官から聞いた話ではありますが,一人の被収容者と接していた頃,本人に対し「わがままを言うな。こちらは法令に基づいて業務をやっとるんじゃ」と厳しく指導した翌日に,本人から「今日は私を見る眼差しが違ってますよ」「昨日みたいに真剣に私の眼を見て下さいな」「自分は地域の極道の元祖みたいな者やったけど,今は落ちぶれてしまい誰も相手にしてくれないが,先生は本気で私を叱ってくれた」「昨日のように睨みつけて下さいや」との言葉があったようでした。

 この話を聞いて,人は誰でも己が大切であり,他人のことには無関心な現代社会であるが,注意指導が必要な場合には,ケースにもよるところ,一人の人間を正しい方向へ向かわせるためなら,ネゴシエーターではないが,躊躇することなく意見することも大切であると思われたのです。

 

2014/6/21

カジノ構想について

 天気予報のとおり,小雨が降ったり止んだりの一日でした。

 この雨で,午前中は家の中でのんびりした時間を過ごし,午後からは雨の合間に畑へ出掛け,トマトの木に雨がかからなくするための屋根を作っていた。

 ところで,インターネットを検索していたら,カジノ法案審議入り(6/18)との見出しがありました。

 そこには,経済効果・観光振興・ギャンブル依存症について書かれていたが,

 カジノと聞けば,橋下氏が府知事時代に大阪カジノ構想について熱く語っていたのが記憶に新しい。

 アベノミクスでは,ミクスとの言葉とおり何でもありだと思っていたが,カジノ構想まであったのかと驚いている。

 ちなみに,カジノとの言葉から連想するのは,大企業の経営者が会社の金を使い込んで,外国のカジノで大負けした話と,

 他には,テレビで時代劇を見ていたら,博打場と矢場と岡場所のセットが組まれ,そこはヤクザが取り仕切っており,賭場にのめり込み遊んでいると,旗本でさえ抜き差しならぬことになるシーンが記憶にあります。

 さて,平成の時代に岡場所は許可になるまいが,日本にはパチンコ依存症なる人々が存在しており,カジノが営業されて,ギャンブルに依存する国民が増えるなら困ったものである。

また,国内には競輪・競馬・競艇場もあり,なお日本人にカジノは不向きのようである。

さてさて,日本の風土や人柄にカジノは似合わないと思われるところ,沖縄の米軍基地である普天間飛行場の跡地ならアメリカのイメージが強く,カジノの入った複合施設を建設し,諸外国からの客を受け入れれば大当たりしそうではある。

 カジノで儲けた金で,高速道路の通行料金を半額にしてくれるなら有り難い。

 

2014/10/22

ヘイトスピーチ

 本日は,久しぶりにまとまった雨が降り,乾ききった大地には恵みの雨となった。

 この雨で,畑仕事の手を休めることが出来たので,午後から温泉利楽へ出掛けていた。

 温泉では,大浴場・露天風呂・ジャグジー・サウナ等に入り日頃の疲れを癒しつつ,サウナからは,窓越しに見える皿ヶ嶺の登山口である山里の風景を眺めていたら,中秋から晩秋へ何時の間に移り変わったのかと思わせるような,赤や黄色に色づいた紅葉が目に優しく映り,その景色に深まりゆく秋を感じておりました。 

 ところで,テレビのニュースによると,10月20日,大阪市の橋下市長がヘイトスピーチをする団体の会長と面談した際に,双方が怒号を飛ばし約10分間の議論が平行線で終わり,

 翌日には,対応した市長において品位に欠ける発言があったとの苦情の電話が,市役所へ殺到した旨の報道がなされていた。

 ヘイトスピーチについては,国語辞典に記されているとおりであるが,

 韓国や中国では日本を非難する際に,抗議のデモだけでは収まらず,集団で日本国旗を焼き日本人が経営する商店を破壊する等の行為に及んでいる。

 これに対抗してか,日本国内でヘイトスピーチを行なっている様子がテレビで放送されていたが,デモに参加した人々においては物を壊す行為はせず,集会・言論の自由が保障されている日本国は平和であると思っていた。

 しかしながら,最近では非難する内容が徐々にエスカレートし,人権を無視するような言葉を発しながらのデモ活動のようでもあり,度を越えたヘイトスピーチには不信感すら抱いている人も多いのではなかろうか。

 また,韓国や中国でなら,日本を非難するためにヘイトスピーチを行なっても,誰からも非難されることはないのでしょうが,日本国内で普通に生活している人々に対する極端な悪口や中傷は如何なものかと思われました。

 さて,ヘイトスピーチを行なっている人々の気持ちを察する訳ではないが,心が純粋で真っすぐな気持ちを持ち合わせているからこそ,韓国や中国の一部の人々が叫ぶ反日について,怪しからん・許せない等の気持ちが高まってのヘイトスピーチかと思われ,信念を共有している者同志が今後においても活動を続けてゆくなら,聴衆を納得させるような言葉とパフォーマンスでグループのイメージアップを図ってみてはどうだろう。