2018/5/11
我は雑鳥
朝ドラ主題歌の前奏を聴いていたら「学生街の喫茶店」を連想するメロディーが流れていたが,音楽でも文章でも,世の中に溢れてくると,似たようなフレーズがあって頻りであると感じておりました。
ところで,以前に投稿した百姓の寝言1~479までを削除してしまい,何となく寂しい気持ちになっておるのですが,新たに短歌でも投稿してみようと思っているのです。
さて,短歌になるのか川柳か寝言なのか,「我は雑鳥」との表題にて,思い付いたときに投稿してみたい。
投稿の ブログを消して 一区切り
我が身の上で 残す事なし
考えを 自由気ままに 囀ずれど
ひばりは雲雀 我は雑鳥
2018/5/13
我は雑鳥 2
じゃが芋の 花が咲いたと 試し掘り
実入りの良さを 空も見ており
今日は,雨天との天気予報なので,起床後に畑へ出掛け,雨の降らぬ間に,じゃが芋をひとくろ(一つの株)おがして(掘って)おりました。
じゃが芋の収穫は,花が枯れて,枝葉が黄色に色づく頃となります。
今朝は,試し掘りしたのですが,十分に育っており,実りの良さを空も見ているようでもありました。
2018/5/15
我は雑鳥 3
ゆったりと 大海原を 動く船
霞んで見えるは 瀬戸の島々
行き交ふる 小舟の往来 凪ぎの瀬戸
往時を偲ぶは 古き灯台
昨日は,松山・善通寺間を往復(午前・午後)しておりました。
復路で,高速道路を走っていたら,四国中央市から西条市あたりまでは,右方向に瀬戸内海を一望できて,タンカーらしき船が浮んでおり,島々は薄っすらと霞んで見えたのです。
何ぞ詠めそうであると,思いつつ車を走らせていた時の一首になりました。
「凪の瀬戸」のほうは,港へ行ったならばと,想像しての一首です。
島々は,水軍時代には行き交う舟の中継地であったかも知れず,唯一中世の歴史を見守っていた証人でもあると感じておりました。
2018/5/23
我は雑鳥 4
雨に咲く アジサイの花 見てをれば
裏庭であれ 凛と咲いており
紫陽花の 雨に濡れても 凛と咲く
花の気持ちは 誰も知るまい
今朝は,朝から小雨が降っており,何ぞ詠めないものかと離れの部屋に入ったのですが,北側の窓のカーテンを開けてみたら,紫陽花が咲き始めていたのです。
最初の一首は,見たとおりに詠んでみました。
後の一首は,アジサイの花の気持ちを,誰も知るまいとしたのですが,人とて同じであり,誰に知られることなく凛と生きている人生もあると感じての一首になりました。
2018/5/25
我は雑鳥 5
心地よい 初夏のそよ風 背に受けて
犬と歩くや 若草の堤防
アザミ咲く 古き堤防 初夏の風
今は懐かし 夏の思い出
今日の,午前中のことになりますが,愛犬を連れて,久し振りに重信川の堤防を散歩しておりました。
堤防のかしこには,色とりどりの雑草の花が咲いており,それらの中でひときわ目だっていたのが,アザミの花でした。
昔の堤防は,水害を防ぐために,堤防を二重に築いていた場所があり,堤防沿いの河川敷で,今の季節ならば草野球の練習(中学生頃)をしておりました。
同級生の中には,甲子園で優勝した一員もおり,懐かしくもあるのでした。
2018/6/3
我は雑鳥 6
畑に咲く 色とりどりの 花菖蒲
競うことなく 咲き誇っており
土乾く 野菜畑に 水を引く
一雨欲しい 空梅雨の午後
午前中に,四国がんセンター近くの畑で育つ,花菖蒲を見に出かけていたところ, 3アールくらいの畑では,紫・黄色などの花菖蒲が咲き誇っておりました。
午後からは,乾ききった野菜畑に,小川から水を引く作業を行っていたのですが,夫々その時に感じたままを詠んでみました。
2018/6/13
我は雑鳥 7
裏庭で どくだみの茎 手摘みして
軒先に干す 初夏の夕暮れ
梅雨晴れの一日でした。
本日においては三坂峠(南にある山)の背面に入道雲が見られ,梅雨の合間の晴れ間が広がっていた日中であり,その恵みを有り難いと感じながら過ごしておりました。
夕方になり,裏庭へ出てみるとドクダミが繁っていたので,風呂に入れるため手で摘み軒先へ干したのですが,その時に詠んだ一首です。
2018/6/18
我は雑鳥 8
ガーベラの 花が咲いたを 見ておれば
地植えの頃を 思い出したり
我が家の小さな庭では,キンギョソウ・ガーベラ・ペチュニア等10種類の花が所狭しと咲いており,ガーベラは松山総合公園内の植木市で13年くらい前に購入し,翌年に地植えしておりました。
毎年ですが,初夏の季節に咲いており,ここに移植してから何年になるのかなと,購入した頃を思い出しているのです。