台風一過の,爽やかな夏空が広がっていた一日でした。
午前中に,トマトの木へ防鳥ネットを施し,午後からは,草刈機にて果樹畑の除草作業を行っていた。
7月に入ったかと思えば,早くも4日目の夕となっており,そろそろ梅雨明けし本格的な夏が訪れそうな気配の感じられた日中でもありました。
ところで,暇を見つけては,百姓の四季2を自費出版するために,何回も読み直しては訂正しているのですが,気にかかった一文があったので,再投稿してみたい。
2016/10/21
政務活動費等について
空一面が,雲のカーテンに覆われていたような一日でした。
午前中に通院し,午後からは畑にて薩摩芋・里芋の収穫を行なっていた。
畑にて佇んでいると,秋風が肌寒く感じられ,山々ではそろそろ紅葉が見頃ではなかろうかと,思いを巡らせておりました。
また,農作業中には,政治家に政務活動費が出るのなら,農家には農務活動費が出んもんやろかと妄想していたところ,そんなものは出る訳がなく,農霧注意報が出るくらいであろうと納得していたが,富山市議会議員の政務活動費の不正受給は腹立たしく,小生が以前に書き残した一文を思い出しておりました。
『政務活動費等について
元兵庫県議会議員が政務活動費を不正に受給した件では,県議本人の問題にとどまらず政務活動費の在り方について考える機会を与えたようでもある。
地方議会の議員に政務活動費が支給されることについては周知のとおりであり,各議員においては調査研究その他の活動に必要な経費の一部として受取っているが,議員特権とは言え,財政が厳しい状況下での大判振る舞いは如何なものかと思われ,今日においては,そぐわない制度ではなかろうか。
そもそも国民から集めた税金を予算として執行するに当たり,政務活動費の名目で支出されるのには疑義があり,例えば各種業務のために出張するならば,議員からの申し出(出張伺い)により,議会事務局が許可を下した後に出張すれば何ら問題は生じないのである。
しかしながら,地方自治体によっては政務活動費じゃけんと毎年4月に年額を一括支給しているようであり,国家の予算同様に使い切ることだけに知恵を絞るならば,結果として架空請求・水増し請求が行なわれることもあるので,支出方法や支給金額について検討してみることが求められている。
ついでに,地方議会の議員に支給される議員報酬についても,各都道府県・市町村の条例により決定されているなら,与野党の議員が論戦の上に決定するとは言え,所詮は自らの生活費を捻出するための談合となり,結果的に庶民とは程遠い金額が議決され,平成の世においても世間から掛け離れた報酬を得るという議員特権が永遠と続いているならば,この機会に見直してみる必要がありそうだ。
さて,議員として本気で仕事をしているなら誰も文句は言わないのであろうが,年間に100日程度の議会において形式的な発言をするだけで,年間に1,000万円もの収入を得ているなら,議員報酬については,地方公務員の俸給体系を参考に修正すべきであろう。』
こんな一文が残されていたが,
政務活動費じゃけんと,一括支給されるかどうかは不明なところ,不正の温床ともなりかねない政務活動費の制度は,財政難の時節でもあり廃止すべきではなかろうか。
議員報酬についても,議員定数10人以下の小規模な議会では,日当制を検討してみてはどうだろう。
さてさて,人の噂も七十五日とばかりに,該当する議員においては一定の期間が過ぎてしまえば,政務活動費・議員報酬がどうのこうのと何時までも言われまいと高を括っているのであろうが,
有権者において,政務活動費と,議員報酬額について監視しても失礼ではない時世になっているようでもある。