雨に咲く アジサイの花 見てをれば

  裏庭であれ 凛と咲いており

 

 紫陽花の 雨に濡れても 凛と咲く

  花の気持ちは 誰も知るまい

 

 ここ3日間は,畑にて午前・午後を過ごしており,ニンニクの収穫や水田の周囲を鍬で掘り起こす等の作業を行っていました。

 

 今朝は,朝から小雨が降っており,何ぞ詠めないものかと離れの部屋に入ったのですが,北側の窓のカーテンを開けてみたら,紫陽花が咲き始めていたのです。

 

 最初の一首は,見たとおりに詠んでみました。

 後の一首は,アジサイの花の気持ちを,誰も知るまいとしたのですが,人とて同じであり,誰に知られることなく凛と生きている人生もあると感じての一首になりました。