早いもので,3月も末日になってしまった。

 

寒い寒いと思いながら過ごしていた日々が,嘘であったかのような暖かな毎日となり,桜の花が満開にて,社会全体が春色に染められているようでもあります。

 

 畑では,里芋の植え付けを昨日のこと済ませたので,今日は大根・菜の花・蕪の花が咲いた木を根元から取除き,その後はトラクターにて整地するなど終日を畑にて過ごしておりました。

 

 ところで,以前のブログに,『昔のことは心の片隅に封印し,今を正直に生きるのみである』と記載していたが,封印すると言っても簡単には出来ない業のようであるところ,小生においては心の中に特別のスペースを設け,昔の嫌な出来事と判定した事柄はその場所に封印しております。

 

 そんなことで,一方通行にて封印した昔の嫌な出来事は,思い出せても修復加工することは不可能となり,自分の心の中では永遠に眠り続けているのです。

 

 話は変わり,前回のブログでは,物語(フィクション)の続きである荒筋を書いていたところ,平成28年3月下旬には,当時の職場の長と,温泉の露天風呂で偶然にも22年後の再会となり,その折には元職場の長から「貴方が謝ってくれるなら昔のことは水に流すがどうですか」との提案があったようですが,改めて謝罪することはなく現在に至っていることを追記しておきたい。

 

 さて,人は何かを生きがいにして,人生を送っているようであるが,22年が過ぎても謝って欲しいと要求するのは,生きがいではないにせよ,昔の嫌な出来事と向き合いながら生活していたことを想像するにつけ,人間の執念深さに驚かされ,哀れにも思えるのでした。

 

 物語と現実の境目が分からなくなっておりますが,人生においては心の中に封印した事柄は,墓場まで持ってゆくのが理想であると思われるのです。

 

 今夜は,すき焼き・鯛の塩焼き・田舎寿司(フキ・竹の子・人参・椎茸・じゃこ天を散らせた)を肴に,後藤酒造のしぼりたて原酒生酒を飲みながらのブログになった。

 

  ほろ酔い加減となっている。