2014/12/13
インターネットを利用した投票について
北西の風が,強く吹いていた,極寒の一日であった。
あまりの寒さで,本日においても犬との散歩以外は家の中に篭り,コタツの中で足を伸ばし,テレビの画面とパソコンのディスプレイを交互に見ながら時間を過ごしておりました。
テレビでは,明日の衆議院議員総選挙の投票に向けて,各候補者が最後のお願いをすべく懸命になっている様子が映し出されており,選挙で当選するのと落選したでは天と地ほどの差があるので,何としてでも当選したいとの気持ちが伝わってきた。
この選挙について,投票の方法が今より多くあれば,投票率が向上すると思ったことがあり,インターネットを介した選挙に関心を持ち続けているが,
ネット選挙については,インターネットでの選挙運動が可能となっているところ,投票については従来とおり投票所へ足を運んで投票しているのが現状である。
ところで,インターネット投票については賛否両論なのでしょうが,これが実現されたならインターネット等に精通している若者層であれば投票所へ足を運ぶことなく投票が可能となり,なお政治について多くの有権者が関心を持つようになると思われるので検討の余地はありそうだ。
しかしながら,インターネット投票(不在者投票も含む)が定着すれば,気楽に投票できることから特定の人気者や政党へ投票が集中することも考えられる。
それはさておき,有権者の声を国政に反映させて安定した政権運営を行うためには,投票率の向上は不可欠であり,そのためにもインターネット投票は重要な鍵になると思われるので,インターネットを利用した投票について述べてみたい。
電子投票について,日本では地方選挙でしか認められておらず,その実態は投票所において電子機器にて投票する方法が用いられている。
しかしながら全ての地方議会が電子投票を採用している訳ではなく,従来からの方法で,投票所において候補者に投票しているのが現状である。
ところで,ここ数年インターネットの普及率は年毎に上昇しており,携帯電話も含めれば国民の80パーセント以上の人が何らかの形でインターネットを利用し,電子メールの取扱いにも慣れている。
ついては,選挙事務の簡素化を図り予算を軽減させるために,個人が所持するパソコン等から,インターネットを利用した投票を実現すべく,下記のとおり考えてみました。
記
1 市町村の選挙管理委員会は,選挙日程が告示されたなら,市町村が管理するホームページへ当該選挙についての詳細を記載し,選挙人が何時でも閲覧できて,希望する者には同委員会へインターネット投票の様式(以下投票用紙という)を請求できるよう掲示する。
2 選挙管理委員会は,選挙人からインターネット投票を希望する電子メールが届けば,速やかに住民基本台帳から抽出した選挙人名簿と照合のうえ,選挙人(家族単位または個人)に対し当該選挙における投票用紙を電子メールにて返信する。
この時に選挙管理委員会の職員は,選挙人がインターネット投票であることを確認し,重複して『選挙のお知らせ,あるいは選挙入場券在中』を発送しないよう該当する投票方法の欄にチェックをする。
3 選挙人は投票用紙が届いたなら,選挙権を行使すべく速やかに同用紙に記録のうえ,パソコン等から選挙管理委員会へ返信し投票を完結する。
以上のとおり簡単なインターネット投票のアウトラインについて述べてみたたが,実際に施行するには,更なる細則が必要となる。
それはインターネット投票の全てに関し専門職が起案するのでしょうが,
一例を掲げ問題点とするなら,
個人情報の保護を第一に考え,インターネットで投票した際に誰がどの候補者へ一票を投じたのか判別できないシステムの構築が必要であり,
選挙管理委員会のサーバーへメールが入った時点で,投票内容は別のボックスへ格納され,管理者でも操作不能な工夫も必要になってくる。
その他として,今どきは株式とか銀行預金も電子化されているので選挙事務に電子的な補助があっても問題はないものと考えられ,
国民の選挙に対する無関心さを少しでも軽減させ,特に若者層においてはインターネットを利用した投票が可能となれば政治が身近な存在となり,小さな政党とか野党にも一票を投じやすくなり,結果として投票率を向上させて民意が国政に反映されるのではなかろうかと思われました。
こんな寝言になりましたが,何れはインターネット投票を柱にした選挙制度が確立されるものと思われるところ,更に付け加えるならば国民総背番号制(マイナンバー)の導入後にネット投票を実施するのが各種セキュリティ上においては不可欠であり,他人から依頼を受けて投票することのないよう,投票用紙を受信したパソコン等から返信にて投票するとかの工夫も必要であると考えておるところです。
2015/10/21
明日は我が身
起床後にサンルームへ入り,東側の窓ガラスを開けたら,秋を感じさせるひんやりとした風が入ってきた。
昨日までの,残暑かと思わせる毎日(10日間くらい)が嘘のような日中となり,終日を畑にて過ごしておりました。
10月も下旬となり,畑仕事は一段落しているが,本日においてはイチジクに被せていた覆いを除き,里芋を掘るなどの作業をしていたら一日が暮れてしまったのです。
松山地方の秋祭りが終わって以来,母屋の外板である焼き杉に防腐剤を塗り,畑においてはイチゴ苗・極早生タマネギ苗の植付けや,乾いた畑へ水を引くなどの作業を終わらせたので,これからは野菜を収穫しながら,雨の日には温泉にでも浸かりつつ日々を過ごしたいと思っているところでもあるのです。
ところで,社会では相も変わらず事件・事故・不正が発生しており,何とかならないものかと思うが,一人一人の心がけで災いを未然に防げることもあるので,他人事だと考えず明日は我が身であることを自覚しつつ日々を過ごせば,災難が遠ざかってゆくのではなかろうかと思いを巡らせておりました。
さて,横浜市のマンション傾き問題では,地中に打ち込んだ基礎杭のうち数十本が岩盤に届いてなかったために傾いたとのようであるが,
杭が岩盤に届いていても,棒状の杭なら年月を経れば杭の周囲に空洞が出来る可能性があり,これによりマンションが傾くことも考えられ,
平成24年12月2日に発生した笹子トンネル天井板落下事故では,天井板を固定するのにボルトを鉛直方向に差し込んで接着剤で固定しただけであったと聞き,素人ながら「それだけなら振動の多いトンネル内では天井板が落ちて当然である」と単純な工法に驚いていたところ,
杭でもボルトでも,単に棒状の材料では支えきれなくなる時期が訪れるので,棒から枝を出す工夫をすれば,より強固になるのだろうと考えを深めておりました。
2016/10/17
豊洲けえ
東の空に入道雲を残すも,そよ風が心地よい,爽やかな秋晴れの一日でした。
農作業が一段落したので,久しぶりに寝言を更新しておきたく,下書き用のワード画面に寝言を書き始めました。
ここ2週間は,午前7時に起床し,身支度・朝の行・食事を済ませ,NHKの朝ドラを見ながらパソコンでニュース・メール・アメブロ・為替を確認する事と,
8時45分頃に朝食の後片付けと布団干しを行い,
嫁に対し「朝の片付けと布団干しが終了したので畑へ出勤します」と報告して家を出発していたが,根を詰めて頑張り,雑草だらけの夏の畑から白菜・ニンニク等々の若芽が育つ秋の畑へとチェンジさせたので,今からは焦ることなく野菜畑と向き合いたいと思っておるところです。
特段のブログネタは無いところ,テレビでは飽きもせず,築地市場の豊洲への移転問題と,東京オリンピックの会場問題で盛り上がっているが,
豊洲市場に関しては問題が大きすぎて簡単には事が運ばないようでもある。
豊洲市場問題では最初に地下空間が発覚し,その後は次々と問題が発生しているけれど,当初の予定とおり盛土をしておれば,やがては有害なガスが発生しても,換気装置で難を凌ぐことも可能であったものと思われるが,時すでに遅しである。
また,豊洲市場の地下空間がテレビに映し出された時には,床に水が溜まりっており,あれどうならやと思うと同時に,床が埋立地の海面より低いのやろか,水に塩分は混じっているのか,有害な物質が溶け込んでないのか,空気中へ気化した物質に問題がないのかと素人なりに心配していたところ,その後において地下水の一部から環境基準を上回る有害物質が検出されている。
しかしながら,当局は豊洲市場で開業すべく何とかしたいようであるが,それならば地下水を汲み上げて床に溜まった水を早急に減らして見せるとか,床に溜まった水が安全なら案内した職員が水をグラスに入れて飲んでみせるくらいのパフォーマンスをして欲しかったが,それをしないのは関係部署も参っているものと感じられた。
何れにせよ,豊洲市場を今から如何に加工しても,時を経れば,水は出ずとも有害なガスはセメントの割れ目(クラック)から噴出するものと考えられ,
雨漏りのする家や,公害のある場所で生活をしたことがない者には,その辛さは分かるまいが,
それでも豊洲市場で仕事をしたいなら,そこは東京都の出先機関が事務所として使用し,築地市場を建替える方向で話を進めた方が得策かと思われた。
東京オリンピックの会場問題では,予算面を洗い直してみることよ。
純米大吟醸・青乃無・八重垣を飲みながらの寝言になりました。
2016/10/21
政務活動費等について
空一面が,雲のカーテンに覆われていたような一日でした。
午前中に通院し,午後からは畑にて薩摩芋・里芋の収穫を行なっていた。
畑にて佇んでいると,秋風が肌寒く感じられ,山々ではそろそろ紅葉が見頃ではなかろうかと,思いを巡らせておりました。
また,農作業中には,政治家に政務活動費が出るのなら,農家には農務活動費が出んもんやろかと妄想していたところ,そんなものは出る訳がなく,農霧注意報が出るくらいであろうと納得していたが,富山市議会議員の政務活動費の不正受給は腹立たしく,小生が以前に書き残した一文を思い出しておりました。
『政務活動費等について
元兵庫県議会議員が政務活動費を不正に受給した件では,県議本人の問題にとどまらず政務活動費の在り方について考える機会を与えたようでもある。
地方議会の議員に政務活動費が支給されることについては周知のとおりであり,各議員においては調査研究その他の活動に必要な経費の一部として受取っているようであるが,議員特権とは言え,財政が厳しい状況下での大判振る舞いは,今日においてはそぐわない制度であり,各地方自治体の議会においては政務活動費のあり方について議論をするべきではなかろうか。
そもそも国民から集めた税金を予算として執行するに当たり,政務活動費の名目で支出されるのには疑義があり,例えば各種業務のために出張するならば,議員からの申し出(出張伺い)により,議会事務局が許可を下した後に出張すれば何ら問題は生じないのである。
しかしながら,地方自治体によっては政務活動費じゃけんと毎年4月に年額を一括支給しているようであり,国家の予算同様に使い切ることだけに知恵を絞るならば,結果として架空請求・水増し請求が行なわれることもあるので,支出方法や支給金額について検討してみることが求められている。
ついでに,地方議会の議員に支給される議員報酬についても,各都道府県・市町村の条例により決定されているなら,与野党の議員が論戦の上に決定するとは言え,所詮は自らの生活費を捻出するための談合となり,結果的に庶民とは程遠い金額が議決され,平成の世においても世間から掛け離れた報酬を得るという議員特権が永遠と続いているならば,この機会に見直してみる必要がありそうだ。
さて,議員として本気で仕事をしているなら誰も文句は言わないのであろうが,年間に100日程度の議会において形式的な発言をするだけで,年間に1,000万円もの収入を得ているなら,議員報酬については,地方公務員の俸給体系を参考に修正すべきであろう。』
こんな一文が残されていたが,
政務活動費じゃけんと,一括支給されるかどうかは不明なところ,不正の温床ともなりかねない政務活動費の制度は,財政難の時節でもあり廃止すべきではなかろうか。
議員報酬についても,議員定数10人以下の小規模な議会では,日当制を検討してみてはどうだろう。