2012/5/21
裁判員制度は必要か
裁判員制度の施行から3年が過ぎた。
同制度についての詳細は専門家に任せるとして,法律家でない一般市民が何故に刑事裁判の裁判員として陪席する必要があるのか,この制度に対し疑問を抱いている。
ヨーロッパの諸国では参審制が採用されているようですが,日本国では旧刑法下において大審院長であった児島惟謙が司法権の独立を擁護し,以来我が国においては独自の法文化が形成され今日に至っております。
ところが,どこで歯車が狂いはじめたのか裁判員制度が制定され,衆議院議員選挙の有権者から無作為に選ばれた裁判員が,合議制裁判を必要とする事件に対し,裁判員として刑事裁判に参加するよう定められた。
実は我が家にも裁判員の候補者になったとの封書が2通届いたが,諸般の事情で辞退した事がありました。
裁判員制度については「皆で裁けば怖くない」この言葉につきると考えている。
さて,裁判官として任務を遂行するには,時には命がけで職務に専念する覚悟が必要であろうし,退官後も隠遁生活するくらいの信念があってこそ厳しい刑を科する事が出来るのではなかろうか。
それが裁判官としての使命であり,裁判員制度は不要である。
2012/6/26
ゆりかごから墓場まで
テレビのニュースによれば,東大阪市の職員約30人の親や兄弟などが生活保護を受けていることが市の調査で判明したようである。
生活保護については,5月下旬お笑いコンビの一人の母親が受給していた件で,本人が会見にて謝罪した頃から,他にも同じケースが存在していないかと,生活保護受給の実態に関心を持つようになった。
生活保護とは,仕事をしなくても日々遊びながら暮らしてゆける,有難い制度である。
しかしながら生活保護を受けるには,受給条件の項目を満たす必要があり,簡単には認定されない。
されど一度認定を受けてしまうと,行政が必要により生活保護を打ち切ろうとしても,認定した時より廃止の手続きのほうが困難であるようだ。
日本国内では国民年金で細々生活している世帯があるいっぽう,生活保護を受けることで,医食住の心配が不要となり,一部の受給者は毎日ではなかろうが,昼はパチンコ,夜はスナックでカラオケのマイクを握るといった生活をしていると聞いたことがある。
誰でも生活保護を受けなければ生きてゆけない状況に落ち入る時があるかも知れず,制度そのものにクレームを付ける気持ちはないが,真面目に働いても生活保護と同程度の収入であったり,細々と国民年金で生活するより生活保護を受けた方が気楽に人生を過ごせる社会では日本国に明るい未来は訪れない。
2012/7/1
オスプレイ
主翼の両端にタケコブターを取り付けたような,妙な飛行機がオスプレイであることを最近になって知った。
沖縄県知事は,このオスプレイをアメリカ軍が米軍普天間飛行場へ配備させようとしている件について,反対であると表明している。
オスプレイの飛行中に,片方の回転翼が止まれば墜落する恐れがあり,人家がある地域での運航に反対するのは当然のことであろう。
ところで,オスプレイは片方のエンジンが止まっても,もう一方のエンジンの力で,常に両方の回転翼が作動するような仕組みのようである。
しかしながら,オスプレイが墜落する直前の映像を見る限りにおいては,地上の近くでは自ら発生させているプロペラの風が大地に当たり機体のバランスを崩し,なお自然界の風も加わり操縦不能の状態に陥ったように見えた。
また,何れかのプロペラの回転速度が減衰しての事故も考えられ,絶対に安全であるという保証はなく,オスプレイの街中での離着陸は許可すべきでない。
2013/8/6
FXけえ
テレビを見ていたら,FXってなんやねんと,コマーシャルが流れていた。
一農夫でも興味を抱きそうなコマーシャルであり,以前(リーマンショック以降)に何となくFXに関心を持ち,自分なりに考えてメモをした内容がパソコン内に残っていたので,寝言のネタにすべく編集してみました。
小生が外国為替証拠金取引(FX)に関心を持ったのは,テレビのニュースで日経平均株価と為替について,出来高・その時点における為替レート(米ドル・円)の表示があり,日々変わってゆく為替レートの変動に興味を抱いたからです。
また,別のチャンネルでは円高の時に米ドルを金券ショップで買っている若者の姿を見て自分も買ってみたいと思っていた。
そんな頃に右も左も分からぬまま地方銀行へ電話で問い合わせてみたら銀行でも外国為替を取扱っているとの話で,さっそく窓口へ行き説明を受けたところ,米ドルなら手数料が一回の売買について1ドルあたり2円必要とのことであり,1ドルを90円で買えば92円を過ぎてから利益が出るとの話でした。
計算上は,例えば1ドルが90円の時に100万円でドルを買い,1ドルが95円になれば,
1,000,000÷91×94=1,032,967円(自己流の計算)となり32,967円の利益となる。
ただし銀行なので外貨預金という形になるから預金利息も発生する。
それでも手数料2円は高いと思いつつ,証券会社にて外国為替の売買について問い合わせてみると,手数料は取扱い通貨により違っており,米ドルは売買で1ドルあたり1円との話であり,買う時に0.5円と売る時に0.5円の手数料を支払うとの内容であった。
証券会社でも手数料が1円必要となる。
そう考えながら,他に方法はないものかと,以前から興味を持っていた外国為替証拠金取引(FX)について,少しだけですが勉強してみると,
手数料0円のFXの会社もありました。
しかしFXでは最大レバレッジ25倍(証拠金の何倍で取引する)にて運用するため儲けも大きいが損失も甚大である。
前書きが長くなりましたが,FXで米ドル等を売買する方法や注意点を,メモの中から下記の通り抜粋してみました。
記
1 自分なりに考えた為替業務の要点と実際の売買について。
(1) 相場の波に乗れ。
各国通貨の現状におけるポジションを常に把握し,各種情報を最大限に生かし大小さまざまな相場の波に乗った取引をする。
(2) 買時と売時を見極めよ。
ア 買時とは円高になった時であるから,前日の円相場と現在の値とを勘案し,例えば米ドルなら1円~2円(?)くらいの円高になれば買う。
買い方としてはまず10万円で買い,様子を見ながら底と思った時に更に必要な数量を追加で買う。
なぜ10万円なのかは,実際に投資すれば不思議に更なる円高があると思われるからです。
また,必要により外貨注文と同時にストップを設定し,利益が出た時点でストップのポジションを利益方向へ移動させる。
イ 売時とは買った値より円安になった時であり,如何ほどかは為替の動きに照らして決定する。
米ドルなら0.5円~1円(?)くらいの円安になれば売って利益を得る。
なお豪ドル・オーストラリアドルなら円高・円安になる時には3円~5円くらいの動きがあるので,その時に買うと連続して円安が続けば利益が多く発生する。
何れにせよ為替は生き物であると認識し,無理な売買はせず平常心で臨むことが大切かと思われた。
ウ 誤発注しないように,10万円なら数字の1を入力し注文する。
(3) 為替の動く時間帯を知る。
日本時間の午前中~午後にも当然ながら為替は変動しているが,夜間には多額の取引が行われているようである。
理由としては世界の中心となっている市場がニューヨークとロンドンにあるからです。
ちなみに土・日曜日は休場となるが,日本での休日も為替は動いており相場は常に変動し,FXなら自宅のパソコンで夜間も取引できる。
(4) 米ドルは為替の動く基準となる事が多い。
米ドルが円高・円安になれば,他の通貨も追随した動きをするので他国通貨を売買する時の参考になる。
また,米ドルは短期(1日~5日)売買で利益を得るのに適しており,豪ドル等の資源国通貨は週単位での売買が良いと思われる。
(5) 週末・月の初めと終わりには注意する。
この時期には各国通貨のポジション調整があるので,無理をした売買はしない。
また,毎月第1金曜日あるいは第2金曜日の日本時間午後9時30分(冬時間の期間中は午後10時30分)には,米国の雇用統計があり,月間においては各国の経済指標もあるので注意しておきたい。
2 売買の補足として。
外国為替の取引をする時には,多くの投資家が買から入るが,
FXでは売からも入れるので,例えば1ドルが100円の円安になれば,売(取引)で入ると円高になれば利益となる。
また,相場の状況を把握しておくことは大切であり,現在が上昇トレンドか下降トレンドかを知り,どれ位で折り返すのかレジスタンス及びサポートの数値を予想する。
愚かな思考ではあるが,レジスタンス及びサポートで売買した時に50銭ほど利益方向へ動けば,取引した金額と同じか半分の金額で逆方向へ買売しておくと損失が少なくて済み,更なる方向感をつかむのに得策かも知れず,また突然な為替変動があった時には必要により片方を決裁する場合もある。
レジスタンスとは市場参加者の多くが,これ以上相場は上昇しないという認識を持ち売りが集まりやすい水準であり,サポートとは市場参加者の多くが,これ以上相場は下落しないという認識を持ち買いが集まりやすい価格帯である。
なお,FXでは外貨を売買するので,通貨により買いスワップ(2国間の金利差調整)金利があり,例えば豪ドルであれば100万円で1日90円であるから年間なら32850円の利子となる。ちなみに米ドルは1日4円であり,各国の金利政策により変動する。
3 その他
世界の金融市場ではリーマンショック以降,ドバイショックやギリシャショックと金融不安・財政危機が連鎖反応のごとく続き,世界経済の混乱は収まるところを知らない様相を呈している。
ところで,日本国の債務残高は,国内総生産の2倍である約1000兆円に達しているようです。
こんな状態が蓄積されれば円を持っているより他国通貨の方が安全であるとの観測から,例えば預金の幾らかをドルに換える国民が増えれば,数年後には1ドル100円以上の相場が当たり前の時代が到来することも考えられます。
FXの取引については平成10年に新改正外為法が施行され,大幅に規制が緩和されたことにより,個人や企業が自由に取扱えるようになりました。
また,株式では千を超える銘柄から選び,時には倒産リスクを抱えながら取引するが,外国為替なら取扱い通貨は限られており,円高・円安のリスクはあるものの仕組みが単純であり,現在では1万円からの売買を取扱う業者も存在し,FXの人気は上昇しているようです。
昨年の2月に小生が独自に記したメモであり,FXについての詳しい内容は専門書に書かれているところ,
FXでは基礎知識と併せてテクニカル分析(過去の値動きから将来を予測する方法)やファンダメンタルな部分(世の中の動きを読み解くことで為替の動きを予測する方法)も参考にしながら総合的に売買の判断をし,
現在の為替レートが幾らであり,円高が進むなら何円まで進行するのか,反対に円安へ転換するなら如何ほどまでであるのか予想が当たれば,取引金額に応じた利益が発生するが,勝負事として取引するのは如何なものかと思われた。
なお,本文は投資を勧誘するための記述でないことを申し添えておきます。