2012/5/23

  そうじゃなさん

タイトルから想像すると「日本昔ばなし」のようでもあるが,そんなユーモアのある話ではない。

お恥ずかしいのですが,我が家の母親は自己主張が強すぎて,本人からの問いかけに対し,小生が何時でも何事にも「そうじゃなあ」(そうやねえ)と返事しないと母は不機嫌になるのです。

老人性の甘えに似た気持ちが,そうさせるものであると納得し,「そうじゃなあ」と聞き流していると,今度は何を話しても,そうじゃなあとしか返事しないと怒り出す。

12年前に未亡人となったが,生前の夫に対しても自己主張し,小生の父を困らせていたのを記憶している。

困ったものである。

この種の人間は各種職場にも存在し,上司に『そうじゃなさん』(あだ名)が居る部課の職員・社員は,『そうじゃなさん』をうっとうしく感じる時もあるようだ。

そういう上司は,「私の意見に従え,でないと不利益を与えるぞ」とばかりに圧力的に指示・命令するが,ごもっともな内容なら業務に生かすところ,思いついた事を口頭にて次から次へと指示されたのでは,受ける側は気持ちが落ち込む時さえある。

職人さんとか,研究者なら頑固一徹が取り柄で,成果を残す人も多かろうが,公務所であったり一般企業にしても,上司が威張っているようでは組織が凝り固まるばかりであり,時代に取り残されてゆくのは目に見えている。

何となく書いてしまったが,小生も「そうじゃなさん」にならないよう気をつけたいと思っている。

 

2012/6/21

   市役所にて

本日の午前中に,松山市役所の国保・年金課へ国民健康保険料の納付料金変更の手続きに出掛けていた。

 別館三階まで階段にて上がると,向かい側にエレベーターの乗降口があり,その周辺に3人の国保・年金課職員が立位にて待機し番号札を外来者に渡していたので,自分も受取って課内の壁側に置いてある椅子に腰をかけた。

 1分もすると番号札を配っている職員から,「本日はどういった御用件でしょうか」と尋ねてきたので,内容を話したら早速に変更手続きの様式を持参し,必要事項を記入するよう指導されたので書き込みのうえ提出した。

 さらに5分くらい待っていると,専門職らしき職員が丁寧に対応し手続きが完結した。

 あまりの素早さに驚き,帰り際に番号札を配っている職員に,他の課も窓口へ行くまでに同じ方法で対応しているのかと聞いてみたら,「課によって違いはあるが,業務がスムーズに運ぶよう工夫しています」と答えていた。

 ところで,この頃は全ての公務所でコンピューターを導入・設置し,事務の省力化を計っている。

 そこで住民基本台帳を基礎とした共通番号制度の導入が実現されたなら,関連する役所毎に情報をデータベース化し,さらなる行政事務の簡素化を計れば,職員の定員削減の足がかりになるものと思われた。

 

2012/8/3

   いじめ問題について

 いじめが大きな社会問題となっている。

 大人であれば,職場における上司からのパワハラで裁判にまで発展するケースもあるが,子供のいじめについては,事件処理がなければ当事者(含両親等)と学校・教育委員会で処理を済ませ,表面に出ないことが多いのではないかと思われる。

 大津いじめ自殺では,自殺に至るまでに異常なまでの陰湿な追い込みがあったようだが,それ程までに他人を苦しめようとするエネルギーが加害者の少年にあったのかと,人間の執念深さ悍ましさについて改めて驚かされた。

社会生活をしておれば,他人より優越していることで満足する時もあるようだが,それは一時的なことであり,長い人生には山もあり谷もある。

 ところで,いじめ問題は昔からあり今に始まったものではないが,これを減少させるには,教育現場での道徳及び躾け教育を徹底させ,広く社会でも子供を孤立させないよう努力する必要がある。

 小生の知る,ある地域の子供たちは,大人との交流が多いようだ。

 大人と一緒になって遊ぶのではないが,日々の生活の中において,挨拶を第一とし,子供も成人も老人も皆が誰とでも顔を合わせると「おはよう・学校へ行くかね・こんにちは・学校から帰りよるかね」と地域の人が声をかけ合っている。

 これでは非行に走る隙もなく,他人をいじめてやろうとの気持ちも起こらないと思ったことがあるが,都会でのいじめ問題は簡単に解決するものでもないようだ。

 さて,学校で如何なる躾け教育をするのかと問われても,一農夫には提言する文言すら浮かばないが,小生なりに生活信条としているのは,

 どんな時にも腹を立てず・人を憎まず・人の悪口を言わないことであり,子供たちには物心ついた頃から,泥棒はするな・人に暴力を振るうな・女子を大切にしなさいと指導をしてきたが,

 実際には腹も立つし,時々には昔のことを思い出して,憎まないまでも因果応報・輪廻転生だから任せておこう心を歪める夕べもある。

 そんな時には,生活信条を思い出すことで我に返り,今の自分に必要ないとの理解を深めつつ平静を保つようにしている。

 さてさて,子供のいじめについては,教育者なら直ぐに気が付くのではなかろうか。

 気づきながら放置するのは,先生も人の子であり,いじめを知っていても関心を示さず,或いは注意しようとする気持ちに迷いが生じたり,何とかせねばと思いつつも忙しさにかまけて忘れてしまう時もあるからなのでしょう。

 教育者は聖職者としての要素も持ち合わせている必要がある。

 いじめが社会問題化しつつある今だからこそ,子供達のための教育について本気で考えてみてはどうだろう。

 

追記

 教育関係者には手厳しいことを言ってしまったが,実際のところ,この頃の先生方は優し過ぎるから,生徒にバカにされている一面もある。

 さて机上での学問を幾ら探求しても,より素晴らしい回答を得る事は困難かも知れません。

 そんな訳ではないが,いっそ刑務所内の現場で,期間を定めて研修を受けてみてはどうでしょうか。

 テレビの報道番組を見ていて,担当さんが毅然と働く姿に感動したことがあり,あの担当さんの横で,人を扱う方法について勉強すれば,今までとは違った目で生徒を指導出来るようになるのかも知れないと想像を膨らませたことがある。

 また研修中には護身術を習えるなら習得し,何かの役に立てて欲しいとも思います。

 その他,国と県という組織の違いはあるが,子供たちの健全な育成に国家が関与してゆくことで,いじめ問題が解決してゆくなら,若い有能な学校の先生には,少年院の教官との人事交流を推し進めるべきであると考えるものであり,結果として日本国からいじめが減少するなら,これも一方策であると思料された。

 

2012/8/23

   世の中の様子

 昨日・今日と畑の除草作業に追われていた。

 草刈り機で,60㎝くらいに伸びた草を刈り払っただけなので,今の季節なら元の状態になるのは目に見えている。

 世の中では尖閣諸島問題・竹島問題・原発問題について,其々が信念を持って意見を述べている様子がテレビに映し出されていたが,一農夫にも関心があり,

 尖閣諸島へは,船舶や航空機が往来する時に安全を確保させるため灯台を設置し,そのメインテナンスを行うための宿舎(灯台守)を建築することで,日本の領土であることを世界にアピールする必要がありそうだ。

 竹島問題では韓国的乃至竹島ストーカーをストップさせるために,国際司法裁判所へ訴えるのが遅すぎた感はあるが,日本国の民事訴訟の常識からすれば,正当な理由がなく出廷しない時には出廷しなかった方が不利になる時もあるので,一方的であっても提訴すべきであろう。

原発問題については,昨日のニュースによると反対派及び賛成派が野田総理と意見を交わしたようであるが,現状では原発が動いていても仕方ないとも考えている。

ただし何年先になるのか不明であるが,原発のない社会が実現されたなら,それこそ未来社会への入り口となろう。

 ところで不謹慎ではあるが,絶対に安全で,簡単に廃炉が出来る,ミニ原発は作れないものでしょうか。

 それが可能ならエネルギーの心配は不要となる。

 興味本位であり,ちょっと寝言が過ぎたようです。

 寝言ついでに,北朝鮮の拉致問題はどうなっているのだろう。

 故金正日総書記の元専属料理人であった,藤本健二氏が7月20日に北朝鮮へ渡航し,後継者である金正恩元帥と奇跡の再会を果たし,8月7日に帰国している。

 北朝鮮では正恩氏と抱擁し,その写真がワイドショーの画面で見られたが,今の日本国で正恩氏と抱擁した人物は彼以外になく,拉致被害者を取り戻すキーマンになりそうであると感じた。

 当然のこと外務省とか関係方面では藤本氏と接触し,情報を引き出すのであろうが,情報を出さすだけ出さして,知らぬふりでは義理も人情もない話となる。

 公務所とはそんなものであろうが,藤本氏の北朝鮮渡航で拉致被害者を取り戻す糸口となるなら,平成の万次郎として,藤本氏に国家の代表とし改めて北朝鮮へ渡航してもらい,拉致問題解決へ向けて,北朝鮮と再度の交渉が出来る環境作りをして欲しいと一農夫なりに考えているが,世の中とはそんなに甘くないのも事実のようである。

 

2012/10/11

   あの頃

 昭和48年頃の話になります。

 当時の職場には,元軍人であった諸先輩も勤務していた。

 元日本陸軍中尉・少尉・一等兵・二等兵と階級はさまざまでしたが,皆さん気骨のある人物ばかりであったと記憶しております。

 その諸先輩と数年ですが同じ職場で勤務し,戦争の体験談とか,終戦後の辛かった時代の話を聞いたことがある。

 なかでも元少尉さんからは,終戦後に満州から引き揚げて日本へ帰り着くまでが大変であったと聞きました。

 大陸では中国人に持ち物を奪われて,文字通り着の身着のままになってしまったようです。

 この元少尉さんは小野田中尉に風貌が似ており,権力と人としての情について説くのが上手な人でした。

 読書好きで,休憩時間には文庫本を読まれていた。

 ある日,職場で上司も含めた会議があっ際に,元少尉殿が忌憚なく意見を述べるので,上層部は困ってしまったようでした。

 後日となり,会議に出席した課長が,元少尉殿を名指しして「あの人はうるさいねえ」と課員に話したら,課員の一人が「課長さん,あの人に何まり言われんよ」と課長をたしなめていた。

 元日本陸軍少尉殿は頭脳だけでなく,性根も陸軍(予備)士官学校で叩き込まれた筋金入りの職業軍人でもあったようだ。

 そんな時代でもありました。

 

2012/10/23

   ストップ・ザ・ゴミの不法投棄

 松山インターから重信町の入り口付近までは,高速道路が高架橋の上を走っている。

 高架橋の下では,両側に側道が作られており,更に両側道をつなぐ多くの小道が作られている。

 この小道では,昼食時とかに車を休め,運転手が休憩している姿をよく見かける。

 南側に重信川が流れ,遠くには三坂峠を望め,田園地帯でもあり,空気が美味しくて休憩するには最適な場所が幾らもある。

 さて休憩するのは自由であるが,弁当ガラやペットボトルの空になったものを捨ててゆくので,近隣の人は困っている。

 本年7月上旬の市民大清掃時には1カ所から,45ℓの袋に8袋もゴミを回収したが,同じ場所には早くも多くのゴミが投棄されている。

 昨日においては,車で乗り付けてゴミを投棄しているのを現認したが,個人的に注意してトラブルになってもと思い見逃したけれど,農業用の水路でもあるので,ゴミの不法投棄は止めてもらいたい。

 行政へ連絡しても,特殊なゴミは取りにくるが,一般ゴミについては確認にも来ず困っている。

 道路公団が管理している道路なら,水路に網を張ってもらえれば助かるが,水路は農業委員会の管理だと逃げられるかも知れず,今のところ年一回の市民大清掃時にゴミを除くのがやっとの状態である。

 張り紙で警告することも考えているが,常識のある日本人なら,自分が出したゴミは自分で持ち帰るはず。

 公共の場所にゴミを投棄し続けることは,即ち己の心の中にゴミを蓄積させているのと同じであり,勝負事をする人間なら,不浄なゴミのエネルギーで勝負に負けてしまうのでしょう。