2013/9/30
季節は巡る
9月も末日となった。
本年も,あと3カ月を過ごすと正月になる。
その3カ月について考えてみると,四季であり,季節ごとに日本ならではの催しがあり,「秋は夕暮れ」そんな風情豊かな国に住んでいることは有難いと感じておりました。
午前中にヤマダ電機へ出掛け,安心会員の年間商品割引券の期限(2カ月)が本日までだったので,迷うことなく以前から交換しようと思っていたシェーバー(安物)を購入し,
午後からは,米が欲しいとの連絡を受けたので,玄米(新米)を軽四乗用車へ積んで伊予市まで車を走らせていた。
テレビでは,昨日投開票された堺市長選の結果について放送されていたが,一農夫なぞに縁遠い話題ではあったものの,新人の候補者が負けるべくして負けた選挙でもあったようだ。
今回の選挙で,堺のことは堺に任せて欲しいと訴えた候補者が当選したのは,
その候補者の方が,懐が深く,説得力があっての勝利かと考えられ,
大阪維新の会の候補者は,当選したならとの気負いが敗北につながったようでもある。
また大阪維新の会の敗北会見では,一新聞社だけ会場に入れなかったようであるが,政党であれば何があろうとも門戸は常に開けておくべきであり,そんな事を続けておれば益々じり貧状態になるばかりかと思われた。
ところで,大阪都構想は,市町村が合併したように機が熟すれば実現するのかも知れぬが,現時点では住民投票しても勝ち取ることは困難であり,大阪都との言葉には違和感もある。
さてさて,政治家たる者は清廉潔白を旨とし,私利私欲を捨てて国家国民のために奉仕すべく,大衆の言葉に耳を傾けて,何が真実であるのかを見極めながら日々を送るくらいの心構えがないと,選挙に当選せんよ。
2013/10/1
寝言もそこそこに
大きな雲の塊からハグレて綿菓子みたいになった雲が,秋の澄み渡った青空に吸い込まれるように融け込み,やがて薄白い帯となり,その後は何もなかったような元の秋空になっていた。
午前中に,畑の土が少なくなった箇所へ,山土を購入して盛土し,
午後からは,草刈り機にて除草作業に追われていました。
畑では,夏草を刈り取りつつ,数日前に蒔いた種から発芽した若芽と,苗物店で購入し移植した苗を育てるべく,水をやり肥料を施し,野菜たちと会話しながら日々その生育を見守っている。
この野菜作りについては,小生が畑を耕した後に土作りを行い,嫁が本を読んだり農家のお爺さんから聞いた知識にて,飽きることなく続けています。
結婚して以来,嫁は社会での仕事は一切せず,家事と子育てのみに専念してきたが,その分だけ伸び伸びし,この人の楽天的で天然な性格に小生は幾度も救わたことがあり,心から有難いと思っている。
ところで,女性の社会進出について,安倍内閣では法的にも支援しようとしているが,
反面,厚生労働省が調査した結果によると,独身女性の3人に1人が,結婚したら専業主婦になりたいとのデータもあるようだ。
さて,大学を出ても就職が出来ず,就職難民(男子)があふれている現状と,結婚したら専業主婦になりたいとの女性も多いことを勘案するならば,
女性の社会進出はそこそこにしておき,日本国なら男性中心の社会で十分かと思われるが如何なものでしょう。
小生のような馬鹿な人間でも,嫁を大切にし,家事と子育てに専念してもらって数十年を過ごしてきたが,日本人なら,父親は外で仕事,母親は家事全般で良いのではなかろうか。
2013/10/22
避難勧告
台風の影響なのか,東方向からの風が強い一日でした。
畑では,玉葱を植える畝を作ったり,ほうれん草・ミニカブ・枝豆を収穫し,本日も事故なく病気なしの一日が暮れた。
テレビでは,台風26号による伊豆大島の土砂災害について毎日のように報道されており,被災後の町長記者会見で,同町長は認識が甘かったとの指摘は甘んじて受けると表明したようであるが,
結果論とはいえ,台風26号は今までにない最大規模の台風であると気象庁が発表し,テレビでもニュースの度に放送されていたので,早目に避難勧告をすべきであったと思われた。
行政が避難勧告を行う際には,空振りを恐れて発出しない時もあるのでしょうが,
そんな時には,安全と思われる地域の公民館や学校の体育館を解放し,住民が自主避難できる状態にしておくのも一方策である。
ところで,本日現在において発生している台風27号も関東地方を直撃する恐れがあり,大島町長は再び大きな災害が起こることを予想し,高齢者・要介護者の中から希望者を島外へ避難させるべく決定をしたようだ。
さて,台風が去った後に,地盤の弛んだ山肌が地震により表層崩壊しないかと考えるのは心苦しいが,
伊豆大島は火山灰が固まった表層の上に森林が出来ているようであり,そこを開発して人間が住んでいるなら,
今後も何らかの原因で表層崩壊が不規則に起こり得ることが考えられるので,地層を再調査し,必要な箇所には排水路を設けたり土留めの工事を行うべきなのでしょう。
何れにせよ,今回の土砂災害では避難勧告は必要であったものの,被災された方の多くは山崩れが起こるとは思ってもなかった中での出来事かと思われ,こんな悲しい災害が二度とあってはならないと願うばかりである。
危険予知との言葉を活かせるような行政の対応が望まれる。
2013/12/13
世相
西風が強い一日でした。
あまりの強風で,畑では野菜の保温のため畝に沿って作っていたミニハウスのシートが吹き飛んでいたので元の状態に戻したが,寒風に負けて,他の雑用はすることなく家に帰り,電気炬燵とテレビの番をしていた。
世の中では,今週も様々な行事や出来事があり,
マンデラ元大統領の追悼式,今年の漢字,北朝鮮での処刑等が注目されていたところ,
南アフリカのマンデラ元大統領の追悼式に参列したアメリカのオバマ大統領が,弔辞を述べるため演壇へ向かう途中,同追悼式典に参列しているキューバのラウル・カストロ国家評議会議長の許へ自ら近寄って握手したひとコマは,何度見ても感動するシーンであり,主義や思想を超えた,一人の人間としてあるべき姿を示しており,ヒューマニティあふれるワンシーンのようでもありました。
また,清水寺では今年の世相を表す漢字を『輪』との一文字で表現していたが,自分が勝手に選んだ漢字は『逐』であり,放逐・駆逐・逐電等が該当し,「参院選では維新を大阪から放逐する戦いをしなければならない」とのくだりに今でもインパクトを感じており,世間には,組織や社会から放逐された人間が多いのにも拘わらず,そこにも放逐しようとしている立場の人間が居たのかと,放逐するとの言葉の意味を噛みしめていた。
さて,北朝鮮では実質的ナンバー2であった張成沢元国防委員会副委員長が処刑されたようであるが,テレビのニュースで知った時には,北朝鮮という国家の残忍性を改めて感じ,ただただ驚くばかりでした。
北朝鮮の将軍様は同国内では神様のような存在なのでしょうが,国際社会の中ではますます孤立するばかりであり,オバマ&カストロが握手した時のように手を差し出す指導者は少なくなるものと考えられ,張成沢氏に連なる勢力を粛清すればするほどに将軍としての人望だけでなく人としての価値も下がるのではなかろうかと思われた。
2014/2/27
人権について考える
中国大陸から入り込んだ大気の影響で,大空だけでなく山々までもが灰色に覆われていた一日でした。
本日においても特段の用はなく,午後になり温泉へでもと思ったが,昨日のこと利楽にて入浴したので,今日は何処へも出掛けることなく,終日を家や畑の倉庫で過ごしていた。
ところでテレビによると,3歳の長男に昨年の8月頃から犬用の首輪を付けて拘束し,父親が逮捕されたとのニュースが報じられておりました。
本件では,ニュースを聞いた時に,夜間は布団の中で就寝していたのか,食事は満足に与えてもらっていたのか,寒くはなかっただろうかと心を痛めたが,1日でも早く,人間としての自我に目覚めるよう配慮するとともに,子供らしさを取り戻しながら日々を過ごして欲しいと念じていた。
話は変わりますが,昭和30年代に,お椿さんへお参りに出掛けた際,沿道には屋台が並ぶ中に,ひときわ大きい見せ物小屋がありました。
見せ物小屋では,様々な芸を行っていたが,小生が現在でも憶えているのは,オートバイを小屋の中で縦横無尽に走らせる曲芸と,蛇を食べる女性(15歳くらい)の記憶です。
女性の弁士によれば,「この子は幼い頃から蛇が好物であり,三度の食事にも蛇を食べている」と説明し,その口調に合わせて,蛇を齧っていたが,小生は子供なりに,なんて酷いことをさせるのか,その行為を止めさせる大人はおらんのやろかと,人権という言葉を知らないながらも,思い出しては,女性が可哀そうで目頭が熱くなる時もありました。
さて,北朝鮮の強制収容所でも人間らしい生活をしていないと,最近になり人権問題としてテレビ等で取り上げられるようになっている。
内容は改めて申すまでもないが,組織的な人権侵害は他国においても類のないものであるようだ。
北朝鮮が,そんな施設はないと言い切るなら,然るべき機構の査察を受けて身の潔白を示すべきであろうし,実際に存在しているなら,国際社会が一丸となって収容されている人々を救出すべきかと思われた。
さてさて,21世紀のノアの箱舟で救われた人々を北朝鮮の現体制下に置くことには無理があり,施設ごと受入れ可能な国家があるなら,引き取ってもらうことも一考される。