アベノミクス

 

2013/1/16

   日本国は財政破綻するのか

 夕暮れの時間が少しずつ長くなっているようです。

 畑仕事を終え,家に帰っての一杯(日本酒)が心地よい夜となっている。

 インターネットによると,日本は年内に財政破綻する可能性があるとのニュースが掲載されていた。

 多くの国民は民主党政権に失望し,自民党政権を復活させたが,経済政策を性急に実行するため7兆8052億円の国債を追加発行し,2012年度の合計額は52兆492億円になったようだ。

 日本国の借金の多くは国債で賄われており,そろそろ1000兆円となり,景気が回復しても金利が上昇すれば,税収より金利支払いの方が多くなる一方,いつまでも国債に頼りきれず,年内は早すぎるにしても,やがては破綻するようであるが,政府の努力により財政破綻だけは阻止して欲しいものである。

 人類が地球の資源を消費しながら生活しているように,国債の発行がなければ国家を運営出来ないようでは日本国に明るい未来はない。

 日本国の財政が破綻するなら,早目に外貨預金を持つのが得策かと思われるが,多くの人が外貨に換金すれば,ますます破綻への近道になることも考えられる。

小生なぞの貧乏人には縁遠い話だが,年金収入がストップされるような事態だけは避けて欲しいと願っている。

 

2013/6/7

   大切な投資資産を大切に

 初夏であることを実感できる,そよ風が心地よい一日でした。

 畑仕事の途中で,西方向から吹いてくる爽やかな風を全身で感じていたら,この季節によく出掛けていた,ふたみ海岸を思い出していました。

 段取り八分を心得て仕事をしているが,何やかんやと,あれもこれもと,あまりに業務が多過ぎて,仕事に追われている日々でもあるのです。

 ところで,畑仕事を終えて家に帰ったら,嫁から,隣の奥さんにホウタレイワシを貰ったけれど,何の料理にしようか迷っていると聞いたので,小生から天麩羅にしいやとの助言にて,ホウタレだけでは淋しくもあり,鶏肉・竹輪・ジャガイモ・ゴボウをついでに揚げて,午前中に買っておいた巻き寿司と共に食卓へ並びました。

 テレビでは日経平均株価と為替がどうのこうのと報じられているが,証券会社や評論家の予想を信じていたら大変なことになる事は肝に銘じておくべきである。

 また,アベノミクスの推移から,ドル円は110円になるとの予想もあるが,当たるも八卦当たらぬも八卦くらいな感覚で発言するのは如何なものかと思われた。

 円高が進んでいた頃には,ドル円なら50円くらいまでの円高になるとの予想もあったようだが,当たれば「わしの予想通りやったろげ」くらいな話であり,

 現実は,それがどしたんぞとの世界でもある。

 確かに,本日現在における為替チャートの移動平均から察すれば,ある程度の落ち着きところは推測されるので,アベノミクスが生きており,日本国に運用する資金が残っているなら,個人投資家は大切な投資資産を売却することなく,持っておるべき時期でもあるようだ。

 

2013/6/13

   急激な円安・株高の反発か

 昨日に引き続き,本日も夏晴れの一日でした。

 以前の寝言に,この寒さ何とかならんやろかと書いていたけれど,今日は正反対に,この暑さ何とかしてくれーとの心境になったが,これくらいの暑さに参っていたのでは,百姓を辞めなくてはならないのです。

 暑くて全身が汗だらけになった時には,剣道の道着・防具を着用して剣道場で汗だくになって練習していた頃を思い出し,百姓とはこんなもんやと納得しながら頑張っている。

 畑では,嫁からトマトの木に添え木をしてくれと頼まれたので,そこそこの支柱を立ててトマトの木を補強したが,嫁から「お父さんは,棒を立てるだけやからさっぱりやわ。横の桟もせんとトマトの枝が伸びたらどうするの」と指導を受けたけれど,「この暑さでだれてしまい,棒を立てるだけで精一杯なんよ」と返答して理解してもらった。

 ところで,テレビでは本日の日経平均株価の終値が12,445円となり,一方的に下げるだけの状況が続いていると報じられていた。

アベノミクスでは,1本目の矢を放ち的に当てて以来,本日までの経緯をたどってみると,確かに数カ月の間は円安株高となり日本国内の一部企業にとっては思わぬ収益を得たのでしょうが,

さて,峠を過ぎたからとの理由で円高と株安を招き,

更には,ドル円なら90円前後が日本国にとっては,手ごろな価格だと開き直るようでは,個人投資家は何を信じて投資すべきか迷ってしまうのである。

アベノミクスで放った3本の矢が,那須与一が扇を射止めた矢と同じであってはなるまい。

 為替を円安へと導き株価を上昇させたまでは,学校で習ったとおりの手法なのでしょうが,何事にも通じることとは言え,一時的な盛り上げのために策を講じただけでは,やがては元の木阿弥となり得ることは肝に銘じておくべきである。

 さてさて,安倍総理の御伽衆の一人として,平成の黒田官兵衛を名乗る人物が存在し,その歴史に名を残そうとしているなら,もう一度,円安・株高にしてみることよ。

 

2013/12/11

   アベノミクスはイリュージョンか

 冷たい雨が降っていた一日でした。

 午前中に歯科医院へ出掛け虫歯の治療を受け,午後からは温泉利楽へ出掛けていた。

 早いもので,12月も中旬になった。

 社会では公務員にボーナス(12/10)が支給され,商店街やデパートでは年末商戦で盛り上がり,クリスマス・正月・七草・成人の日と,しばらくの間は世間が華やいでいるものと思われた。

 小生は相も変わらず貧乏な生活を続けているが,生活苦に負けることなく,気持ちが落ち込まないよう細々暮らしてゆきたいと思っている。

 ところでアベノミクスでは,貧乏人にまでお金が回ってくるのかと妄想していたが,

 円安による灯油・ガソリン等の値上がりは止まるところを知らないようでもある。

 アベノミクスではマジシャンがイリュージョンを行うように円安・株高とし,

会社経営者や機関投資家等はその恩恵にあずかり資産を増やしたのでしょうが,

何もかもが急激に変動すると,その反発も多いのかと思われ,

現状を維持してゆくために,更なる金融緩和が行われることも予想され,

こんなはずではなかったのにとの時代は遠くなさそうであるが,一農夫だけの寝言であって欲しいとも思っている。

 

2014/11/26

   アベノミクス解散

 小雨の降り続いていた一日でした。

 この雨で畑仕事は休み,家にてのんびりとした時間を過ごしていたのですが,午後2時を過ぎた頃に,このまま夕方になるのは味気ないと思い,今朝の新聞広告に入っていた温泉利楽の平日特別優待券を利用し,入浴のため利楽へ出掛けていた。

 利楽の平日特別優待券(通常入浴料金870円が410円となり,20回利用できる)は,毎年11月下旬と2月下旬頃に新聞広告として入っており,小生なぞの貧乏人にとっては有り難く,便利に活用させてもらっている。

 ところで,インターネットでは12月14日に投開票予定の第47回衆院選の議席を予測した記事が掲載されており,有識者が独自に意見を述べ総選挙の指摘・分析をしていたが,各識者に共通するのは投票率が結果を左右する点であった。

 この度の衆議院解散は,アベノミクス解散であると総理大臣自らが命命し,自身が行なってきた経済政策に白黒をつけようとしている。

アベノミクスでは異次元の金融緩和にて円安・株高へと導き,市場関係者や大企業・円安を歓迎する観光客相手の業界にとっては恩恵に預かっているようであるが,その政策を継続させるために国の借金がますます膨らんだのでは次の世代にアベノミクスの借金を残すだけである。

また,円安による輸入原材料の高騰で物価が上昇し,家計への負担は増すばかりであり,そこへ消費税8%と増税に伴う便乗値上げがのしかかったものだから,多くの国民は財布の紐を固くせざるを得ない状態となっており,アベノミクスの魔法が解けかかっている頃でもある。

さて,選挙となればマニフェストが重要視されるので,各野党においてはアベノミクスに対抗するだけでなく,国民が望む政策を以って総選挙で戦うべきであり,

この度の選挙で勝ち抜くには,多くの国民が投票所へ足を運びたくなるような選挙戦の展開(盛り上げ)が必要となる。

さてさて,第47回衆議院議員総選挙が12月14日に投開票されるなら,赤穂浪士47人が12月14日に討ち入りした日とも重なるところ,

平成の世に討ち入りは出来まいが,

前回の衆参選挙で落選した候補者も遠慮することなく立候補し,多くの国民が衆院選の投票に参加し,アベノミクスで放った矢の修正を行なう必要があるかないのか,自らの一票を行使すべきではなかろうか。

 野党を応援している訳ではないが,現政権ではアベノミクスの名の下に物価高を招いたばかりか,特別機密保護法の強行採決や集団的自衛権の行使容認について閣議決定を行ない,衆議院議員の大幅な定数削減は実施せず,原発問題・沖縄の米軍基地移設問題・国防軍の創設についても国民の多くが納得のいく結論に達していないことに鑑みれば,アベノミクスをうたい文句にした強引な経済政策だけを推し進めようとしていることには不信感が募のるばかりである。

思うがままに綴ってしまったが,安倍内閣においては政治と金の問題も次々と表面化していたので,衆議院を解散し総選挙で改めて国民に信を問うことは賢明な選択であったと思われ,国民がアベノミクスを信任するのか,「ノー」を突きつけるのか一農夫でも気にかかるところである。