意外と正確な「日本標準時表示」 | 池袋駅南口の天文計算

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これまでBPMとGPSの比較とか117と時報の比較とかやってきました。

GPS受信モジュールの1PPS出力は電気的なものですからそのままPCのLineに接続すればPCのアプリで録音(=記録)できます。時報は“音”ですからマイクで拾って録音(=記録)することもできますしイヤフォンジャックにプラグを差し込んで電気信号のまま録音(=記録)することもできます。

今回はちょっと違っていてチェックしたいのは

  「NICT - 日本標準時表示」  

です。つまり画面に表示される情報です。

カメラで動画に撮ればいいように思えますが問題があります。動画は30fpsくらいですから時間分解能は0.033秒程度です(厳密なことを言い始めると動画から撮影時刻を特定するのにはいろんな問題があります。例えば同じフレームの画像上にある被写体であっても撮影時刻は画像上の位置によって違うというようなこともあります。このことについては「デジカメを学ぶ」シリーズで書いて行きたいと思います)

私の使っているPCのリフレッシュレートは59fpsなので時間分解能もそれを超える0.01秒程度がほしくなります。そこでちょっと工夫してみました。
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AはGPSの1PPS出力です。そしてBが画面の秒表示が変化した瞬間です。

「日本標準時表示」の方が0.050秒ほど遅延していることがわかります。上にも書いたようにPCのリフレッシュレートは59fpsですからもし1フレーム前に表示されたら0.033秒の遅延、1フレーム後に表示されたら0.067秒の遅延ということになりますが、それでも(ネットを利用しているわりには)意外と正確です。

一つ前の記事に書いたようにIP電話でのテレホンJJYは予想通りとんでもない結果になりましたがこっちは同じようにネットを介しているわりには健闘しています。


ところでどう“工夫”したのか?

光(明るさ)の変化を電気信号にしています。時刻表示の秒のところに注目すると表示される数字はカウントアップされそのたびに形が変わります。つまり画面上の特定の範囲に限ればその部分は明るさがけっこう変化しています。

詳しい説明は長くなるのであらためて記事にします。

(2013-11-10 22:16:26)
(2013-11-11 08:43:27)
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