シュロスバーグ
1929~、ナンシー・シュロスバーグ。1999年にキャリアカウンセラーたちの専門的研究組織であるNCDA会長を務めるなど、アメリカを代表する理論家、実践家。1980年ごろから終身雇用制が崩れる社会情勢の中で生きていた。引退家庭や加齢に伴うトランジョンへの対処を現在テーマとして活動している。
シュロスバーグの転機
職業発達は転機の連続であると考え、職業的発達課題の一つとして転機の対処スキルに注目した。
【転機のタイプ】
●予期していた転機
●予期していなかった転機
●期待していたものが起こらなかった転機
※転機がもたらす4つの役割
役割;人生の役割のうちの、どれがなくなるか、大きく変化する
関係;大切な人との関係が強まったり、薄れたりする
日常生活:物事を、いつ、どのように行うかが変化する
自分自身に対する見方:自己概念が変わる
【発達をとらえる視点】
発達をどのようにとらえるか、4つの視点に分類
①文脈的、文化的な視点:環境が影響を与える
②発達的な視点:年齢を基礎に置いた発達論
③ライフスパンの視点;個人の多様性を強調
④転機の視点;転機とその対処に焦点を当てる
【転機の乗り越え方】
①リソースを点検する(4Sトランジョン、4S点検)
相談場面でCLが抱えている問題を明らかにする段階で、CLの状況を理化したり、本人の自己分析、理解を促進するのに活用する。
【4つのリソース】
●Situation 状況 →状況の本質に対する自分の見解、評価
●Self 自己 →自分自身が活用できる内面的な資質を探る
●Support 支援 →どのような支援が、その程度得られそうか?
●Strategies 戦略→可能な対処戦力を評価する
②変化を受け止める
転機を乗り越えるための戦略を立て、そのためのリソースを強化し、自己に合致した戦略、即ち成功が見込まれる戦略を選ぶ。
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