普段わたしたちは、思考を働かせて社会生活を送っている。
それが人間の社会だし、
そうじゃないと動物の世界になってしまう
それが。
オーガズム(中イキ)を得たい!って話になると
普段の意識状態とはまた別の意識状態に
もっていくことになる。
つまり、
優位的に働かせていた「思考」の容量を下げて
「感覚優位」の世界に入っていくのだ。
SEXで気持ちよくなっていく、というのは
「感覚」が増してきている、ということ。
「思考」と「感覚」の総量は決まっているので
感じれば感じるほど
それまで優位にはたらいていた「思考」が
減っている状態になっている、ということ。
普段、
思考をはたらかせて社会生活を送っているわたしたちは
「感覚」が「思考」を超えていくことに
大きな不安を感じる。
まともなニンゲンではなくなってしまうのではないか
コントロール不可能になって
じぶんはいったい、どうなってしまうのだろうか
などという、未知の世界への不安。
うん、怖いよね。
未知の世界だし。
そして
その状態を
信頼するパートナーに見せてもいいのか?
みたいな
そんな「恥」の気持ちもあったりする。
中イキしたい~けどできない
っていう女性たちの話を聴くと
その多くは、この段階で止まってるように感じる。
「感覚が思考を超えていくライン」の手前で。
そこをどう、
乗り越えていくかがポイント。
とはいえ。
前のブログにも書いたとおり
中イキは結果でしかないから。
中イキしなくても
「感覚」として、
「肌の感覚」として、
その瞬間の
エネルギーの循環を
全身でうけとめる感覚、
そして、
あなたの意識のなかで
「居心地のよさ、あったかさ、至福な状態」を
感じられているのであれば。
それはもう、
実は
物理的な「中イキ」を超えた
感覚的な「至福」であり
それでいいのではないか、と。
んーーー
なんとも
言語化がむつかしい世界だけど
わたしは、
そんな風にも感じるのです。