まもってあげたい

まもってあげたい

愛しい子が元気に産まれました。
あれ?喉の形が変かな?
あれ?ジェスチャーでの会話が得意だね。
あぁ。やはり手術必要ですか。。
粘膜下口蓋裂でした。
手術後全く言葉に不自由せず元気に育っています。

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7:40
 大きな荷物と共に家を出発。ボストンバッグとキャリーケースがパンパン!

9:00
病院到着。麻酔科外来、形成外科外来受診。ボストンバッグ、キャリーケースが重い。夫も一緒だから助かる。

12:00
入院。
奮発して個室。
8畳間ほどあるか。
トイレはないが洗面台完備。
広々としておりボストンバッグとキャリーケースを置けた。


12:30
病院食一口も食べず。なぜ、柵ベッドで甚平に着替えさせられたのか、当然わからない様子。

13:00
麻酔科医師来室。
とても優しい雰囲気をまとった先生。
「3親等のみならず他親族含め、全身麻酔で手術を受けるのがこの子が初めてです。(親族みんな健康長寿、死ぬときは老衰で朝起きてこないパターン多し。)」と、切に麻酔への不安を訴えた。
「はい。はい。」と先生は、ゆっくり目を見て話を聞いて下さった。
信頼するに値する先生と確信でき、チキンハートのままだが、少しホッとした。

13:30
夫が帰宅へ。
「毎日お見舞いに来るよ」と涙ぐんでいる。パパもツライね。
小学生の兄とこれから10日以上2人で暮らす。

13:50
お昼寝させる。
その間に、手術室看護師来室。
寝ているので、代わりに私へオリエンテーションをしてもらう。

写真アルバムをともに見ながら、教えてくれた。

「明日はベッドごと手術室へ移動し、服を脱ぎ手術台へ。」

「小さな体に点滴2本と、心電図モニター、サチュレーションモニター、呼吸器、心音聴取チューブ、尿管を着け、挑みます。」

「麻酔のマスクはこれです。味も選べるんですよー。人気なのはイチゴ味です。」

ふむふむと感じたり、ドキドキしたりしながら30分ほど話した。
私は控え室で待ち、医師によるお話の後、ICUで、術後の初面会が出きるそう。

怖くて泣きそうだけれど、私の動揺を敏感に感じとる我が子のため、看護師さん退室後、笑顔の練習をした。

14:30 
シャワータイム。ギャン泣き。

14:50
ICU看護師来室。
ICUのしおりもらう。
音楽が好きなことを伝える。
ツラいときDVDも見て良いって!
20㎝ある持参したアンパンマンぬいぐるみも、一緒にICUに行けることとなった。
お守りは、紛失防止のため、ベッドに安全ピンで留める。

15:40
おやつビスケット一袋
パクパク完食。

17:30
夕食
大好きな白米とお魚のみ完食。

19:00
形成外科の教授と執刀医と執刀助手の先生3名来室。
外来で何度も会っていたので、ホッとする。

「明日は何とぞ、よろしくお願いいたします。」と伝える。

「おまかせください。頑張ろうね。」と笑顔で返してくれた。

この病院、この先生方なら、大丈夫と心から感じる。
我が子も笑顔だ。
楽しそうにハイタッチしている。

小さな小さな不安が、私の腹の底から泡のように湧き上がるが、それを覆い被せるように「大丈夫」と、何度も自分に呟いた。


20:00
夫から電話。
我が子に換わると、「うん。うん。おやひゅみー。バイバイ。」とか話している。鼻にかかった声も、今日で最後なのかと、嬉しく切なく思う。

20:50
消灯。
抱っこでトントンする。
すぐ寝てくれた。
良い子だね。
明日は絶対大丈夫だよ。

22:10
喉の渇きでぐずるもすぐ寝てくれた。抱っこでまた一時間ほどトントンし、ベッドに置いた。


病棟内には他に20人近い子が入院している。
少し大きな長期入院児の
「えーん。ママァ」
「ママーぁ。ママーぁぁぁぁ。」のエンドレス鳴き声に私の精神が参る。その子たちの分まで、抱き締めたくて、我が子を少し強めに、ギュッと抱いた。

私は我が子の隣で、組み立て式の簡易ベッドで、横になる。もちろん、眠れない。
でも「大丈夫」とお守りのように何度も呟いて明け方少しまどろんだ。

看護師さんは、定期的に巡回に来てくれた。