以前、勤めていた病院で看護助手をしていた頃の話。


80代の肝臓がんのステージIVの患者(ゆーこさん)が入院されました。
ゆーこさんは高飛車で気が強くて結構看護師達にも嫌われ者^^;

そんなゆーこさん、大腸転移でストマ造設してたんです。
だからか私は何か嫌いになれなくて入浴介助のときに「私も半年間だけストマ付けてたんです」て話しをしてました。
「ストマに名前付けてないんですか?愛着湧いてかわいいですよー」て言ったら「こんなのに名前付けるなんて何考えてるのよ!」て返されーの🥲
だけど後々、【うめちゃん】て名前つけてました(笑)
かわいいですよね🤣


ゆーこさんはストマ付けてる事で臭いを気にされていて、「私ね、病気がもっと悪くなるといつか自分でお風呂に入れなくなるときが来ると思うの。その時が来るまで毎日自分で入りたいのよ」て仰っており、、、
寝たきりになる直前まで毎日入浴されていました。

そしていよいよ寝たきりになり、眠ってる時間が長くなった頃 。
娘さんが来られ容態など話してる時「あぁ、あなたがストマの子ですね。母が“私と同じ子がいるの”って話してたわ」て。
娘さんにも私の話してくれてたこと、嬉しかったなぁ


『最期は私がいる時に看取りたい』とずっと思ってて、先生にも「ゆーこさんはchocoさんがおる時旅立つやろなぁ。ストマ仲間やもんね☺️」と言われてたんですが、なんと私がガッツリ休みの日に旅立たれました😭😭😭

まぁ多分ゆーこさんの性格上、『あんたの前で死ぬもんですか!』て思われてたのかもですが(笑)


病院食のことで文句言ったり、何かと言葉もキツかったゆーこさん。
ストマの事を思うと、今でもふとゆーこさんの事を思い出しますにっこり❀.*・゚