秋の七草 | みなっちのQUEEN大好き日記

みなっちのQUEEN大好き日記

美奈子と申します。通信制の大学で勉強中ですが、今、またクイーンに浸ってます。自信ないくせに、歌詞を訳したり、いろいろ無責任に書いてます。なぜか、年甲斐もなく剣道や数学もやったりもしています。古典も好きです。

「春の七草」は有名ですが、「秋の七草」もあります。
実はこちらの方が日本では早く言われているようです。

というのも、「秋の七草」は万葉集に掲載されている一方、
「春の七草」は南北朝時代に設定されたらしいです。

現代に浸透しているのはもちろん「春の七草」ですので、
ちょっと意外な感じです。

しかも、万葉集に載っているということは、作者がいるわけです。
その作者は有名な山上憶良。

憶良は子供が大好きなので、
もしかしたら、子供たちにそれぞれの花を示しながら歌ったのかもしれません。

さて、秋の七草です。

「萩の花 おばな くずばな なでしこの花 おみなえし また藤袴 あさがおの花」

五七五七七ではありませんが、五七調になっていて軽快です。

さて、それぞれの花は

「萩の花」


「おばな」はすすきらしいです。

「くずばな」は「葛切り」の原材料として使われます。

「なでしこの花」は「大和なでしこ」の「なでしこ」ですね。
万葉の時代から「なでしこジャパン」のもとになった「なでしこ」は愛されていたようです。

「おみなえし」

「藤袴」

「朝顔の花」は今の朝顔ではなく「ききょう」らしいです。

全てかわいらしい、きれいな花です。
「春の七草」が「体に良い」ものにたいして、「秋の七草」は「目で愛でる」もののようです。