母がうちにいたとき、母が大好きなラッキーは、いつも母と寝ていました。
母がいなくなってから、なぜか私の部屋で寝るようになりました。
朝、私が起きて、玄関を開けると、ラッキーがおトイレにいきます。
その後、父のベッドに登って、また寝ます。
そのあとはよくわかりませんが、
夕方、父が戻ってくるまで窓のところで父を待ちます。
そして、ずっと父と一緒にいて、
私が戻ると、私のところにやってきて、ずっと一緒にいます。
そして、私が夜、二階に行くと一緒に来ます。
ビリーをやるときは、ソファの上で、寝そべって見ています。
休む時は、私の隣に当然のように来て、一緒に寝ます。
朝起きると、なぜかゆうすけのところで丸くなってますが、、
私が降りるとき一緒に降ります。
その繰り返し。単純なものです。
5月16日も私と一緒に降りました。
いつものようにおトイレに行って、
さて、父の寝室…、と思ったら、すでにベッドも撤去されています。
ラッキーはしばらくうろうろして、私がいる台所に入って、
いつもの椅子に寝そべりました。
そして、夕方、姿が見えないと思ったら、
いつもの窓のそばでずっと待ってます。
「ラッキー!!」と呼んでも動きません。
父を待っているんだな、と思います。
もう戻ってこない父をラッキーも待っています。
ずっと待っていたら帰ってきてくれるかな?
足さえちゃんと動けば、日常生活に支障はないから戻れるかも…。
ただ、足が萎えてしまっているようなので、
一度転んでしまうと、立ち上がれないのです。
それは致命的だ、と去年の暮れからずっと言われていて、
一日も早く入居するようにと、ケアマネさんから言われ続けていました。
でも、離れたくなくて、長引いてしまいました。
この間、父が転んで、私が起き上がらせることができなかったから、
それで観念したわけです。
誰かがいるときはまだなんとかなるかもしれないけれど、
誰もいないときに転んでしまったら、
とても危険です。
いろいろな人がこのような決断をしてきたのでしょうが、
本当に辛い決断です。
父のために、父が一番嫌がる「家から離れる」ことを選択したのですから。
父も納得できないでしょう。
私に怒っているかな?
怒られて、父の好きなようにさせてあげられるのなら
そうしたいです。