この方のことはよく知らないので、
特にファンでもなんでもないのですが、
離婚理由を聞いて、他人事には思えませんでした。
まあ、私は結婚はしなかったし、
別れた時も、「こども」の3文字は飲み込んでくれたから…。
別れた「理由」は他に好きな人ができた、ということでした。
でも、会ったこともない、メールだけの関係の人だったので、
まあ、これは言い訳だな、ってすぐわかりました。
元カレが、子供を欲しがっていたのは知っていたし、
どうがんばっても、「こども」だけは作ってあげられない、
もし、作っても非常な労力、お金が必要となってしまう。
だったら、普通に20代の女性と結婚すればそんな面倒なことは回避できる。
いつまでも関係が続くとは思わなかったし、
いつでも別れる覚悟はできていたので、
貴理子さんみたいに、潔く、すぱっと別れてあげました。
別れの理由が「こども」なら、女性にはもう手立てがないです。
無理なものは無理なんです。
でも、相手が望むものは、我儘でも、身勝手でも、ずるいわけでもない。
人間として当たり前の希望。
しかたがない、しかたがない…、です。
でも、その後、苦しくて苦しくて回復までかなり時間がかかりましたが…。
私に残された道は、
「彼が少しでも負担に思わないよう、明るく別れる」ということだけでした。
それか最後のプライドでした。
覚悟してたしね。
嫌いだったら、別れるのも楽なんだけど、
好きだったから、本当に辛かったです。
多分、引き留めたら、「その時は」別れなかったかもしれないと思います。
でも、それをしたら、彼の中に一生「もやもや」を植え付けると思ったし、
彼がずっと苦しむとわかっていたから、
そんなことを若い彼に負わせるわけにいかなかったです。
それに、また新しい言い訳を見つけて、別れようとするだろうし…。
それって惨めですから…。
貴理子さんの気持ちはわかります。
でも、ご主人を悪くは言ってほしくないと思います。
確かに最低な理由だけど、
それでもきっと貴理子さんは元夫が大好きでいると思います。
最低の男のために悲しむなんて嫌ですから、
いい男人だったけれど、しかたなかったのよ、と
思いたいのではないでしょうか?
ちなみに、私は今でも彼が好きです。
もちろん、もうそういう気持ちはないですけど、
「いい人なのよ。いい恋愛をしたわ」と今でも思ってます。