ある会話の中で

 

「どんなに辛くてもさ

  5年経てば笑えるよね」

 

というセリフを聞きました。

 

いわゆる

「時間が解決する」というやつですね。

 

 

さて、本当に「時間」は解決してくれるのでしょうか?

 

答えは、NOです。

 

 

ではよく言われる「時間が解決する」って

どういうこと?

 

実は、その間に

何度も何度も振り返り

 

感情をじわじわじっくり

味わっているんです。

 

どんなに

辛く苦しく感じていることでも

 

感情を味わい切って

冷静になって見てみれば

 

必然な出来事であったことが分かります。

 

だから、まるで

「時間が解決」してくれたように感じるんですね。

 

 

例えば、理不尽な思いをして

仕事を辞めたとします。

 

するとまずは転職活動をしなければいけない。

就職できたらできたで

 

新しい環境になれたり

仕事を覚えるのに必死。

 

でもその間にも

前職でのことを何度も何度も反芻し

 

悔しかったり落ち込んだり

泣いてみたりするわけです。

 

そうして

味わい切る頃には

 

新しい仕事に馴染んで

受け入れて

 

あの理不尽な思いが

今を造ったのだなと

 

思えるようになる。

 

 

だって

「不幸な出来事」なんてものは

起きっこないから。

 

 

今日テレビで

ゆうこりんが出産時のことを訊かれて

 

「そのことはちょっとまだ・・

 (みんなの)ご主人がとか聞くと(苦しくて)。」

 

と涙ぐみながら答えていました。

 

そうやって

何度も訊かれたり

 

思い返したりして

何度も泣いて

 

味わい切った頃には

 

あぁ、あのお陰で決心できたんだな

なんて思うのです。

 

ゆうこりん、いっぱい泣きなはれ。