●競馬界を代表する名手、岡部騎手(56)が引退を表明した。中央競馬では38年間の騎手生活で、歴代最高の2943勝を挙げ、長く選手会長として、騎手の地位向上にも貢献した。肉体を酷使する騎手という職業で38年間、トップクラスの成績を上げたことは、賞賛に値する。思い出の馬としては、やはりシンボリルドルフだろう。岡部騎手は、今でも史上最高最強の名馬だと信じて疑わない。確かに、無敗の三冠馬は、これからも出ないだろう。今後はしばらく競馬と離れて充電期間とされるが、素晴らしい技術と馬優先の姿勢は、後進に伝えていって欲しい。20日には中山競馬場最終レース終了後、引退セレモニーが行われる。

ユメノロマン、2戦目
 高校生達が育てた馬、ユメノロマンは、2月13日東京6R新馬戦(芝1800)で中央競馬史上初の勝利を挙げたが、3月13日中山競馬場3歳500万下芝1800mで2戦目に挑む。12日には、生産した北海道、静内農業高校の生徒達が厩舎で応援のエールを送る。

●皐月賞馬ダイワメジャーの次走決まる
 昨年秋の天皇賞で17着に敗れ、喉の瑞鳴症の疑いで手術、休養していたダイワメジャーが、4月3日ダービー卿CT(G3中山芝1600)で復帰することが決まった。美浦トレセンでは順調に乗り込まれており、今後の予定は、ダービー卿CTの結果を見て、決める予定。