フェブラリーSでGI初制覇を遂げたメイショウボーラーは、3月26日のドバイゴールデンシャヒーンの招待馬に新たに選出されたが、関係者は辞退した。3月27日の高松宮記念(G1)を目指す同馬にとっては当然の判断だろうが、ドバイでの勝利も見たかった気がする。
 また、ドバイデューティフリーに出走を予定していたテレグノシスも辞退。これで日本からのドバイ遠征はドバイワールドCのアジュディミツオー(牡4、船橋・川島厩舎)1頭だけとなった。

キングストレイルなど4頭が弥生賞回避
弥生賞の有力候補の1頭だったキングストレイルは、腰に疲れが出たため回避することになった。20日のフジテレビ賞スプリングS(中山、GII、芝1800m)に目標を切り替える。ワールドアベニューもスプリングSへ。サトノケンシロウ、ナムラユーラシアも自己条件に回るため、それぞれ弥生賞を回避する。やはり、ディープインパクトにはとても勝てないと判断したのかな。

シーキングザダイヤなどが海外GIに登録申請
4月24日に行われる香港GIクイーンエリザベスII世C(シャティン、芝2000m)にシーキングザダイヤトーセンダンディの2頭が、また、5月15日に行われるGIシンガポール・エアラインズ・インターナショナルC(クランジ、芝2000m)にクラフトワーク、シーキングザダイヤ、トーセンダンディの3頭が登録申請を行った。

●デムーロ騎手に短期免許
JRAは、イタリアのミルコ・デムーロ騎手(26)に短期免許を交付する。期間は5日から4月4日までの1カ月。身元引受人は栗東・瀬戸口勉調教師と吉田照哉氏。デムーロ騎手は一昨年、ネオユニヴァースで皐月賞&ダービー、昨年はダイワメジャーで皐月賞を優勝している。

●石崎隆騎手が5500勝達成
国内の現役ジョッキーでは、ただ一人5000勝を超える勝ち鞍を挙げている公営・船橋の石崎隆之騎手(49)=出川龍厩舎=が、2日の浦和4Rでロンロンに騎乗して優勝。昭和48年7月のデビュー以来、地方通算5500勝(2万9435戦目、中央は965戦72勝)を達成した。
 歴代でも“鉄人”佐々木竹見元騎手の7151勝(中央2勝)に次いで2位。中央では2943勝の岡部幸雄騎手がトップだ。

ダイタクバートラム春断念
天皇賞・春を目指していたダイタクバートラムが、左前脚に不安が発生したため春競馬を断念することになった。同馬は2月19日の京都記念で8着となり、その後は天皇賞に向け調整を進める予定だったが、25日に坂路入りを再開した際、脚部の腫れが判明した。すでに栗東TC近くのグリーンウッドに放牧に出されており、「春はもちろん、秋についても何とも言えない状態。時間がかかるかもしれない」と橋口調教師は残念そうな表情だった。非常に残念。