最近は
暇を見つけると
読書をして過ごしていました
いっぺんに
読みたい本がたくさんあって
同時に3冊読み始め
(欲張りで変な癖)
ここ最近
読み終わった本
能(申楽)についての本
9割は
能についての説明が細かく
書かれていますが
この9割の部分を
能に興味がなくても
我慢して読んでみると
あとの残りの1割に
とても重要なことが
書かれているように感じました
初心忘るべからず
離見
我見
この本の中で
この3つの言葉が
キーワード
肉眼美
心眼視
ブログを長く書いてみると
いつの間にか
意識していないうちに
それぞれの個性が出ますね
能はお面をつけて舞う
伝統的な舞踊
お面をつけているので
表情が分かりません
表情が分からないからこそ
表現することが難しんですよね
このブログの世界も
文字と写真だけなので
その人の表情や
そのときの感情の温度は
分かりにくいですよね
能とブログの世界
読み手と書き手
お互いの距離感
書き手の
表現することの難しさや楽しさ
読み手の感じ方
なんとなく
似てるところがあるように感じました
どう表現するのか？
どう表現したいのか？
どう表現すると
人に笑いや癒しや安らぎを
与えることが出来るのか？
どう表現すると
人に興味を持たせる事が出来るのか？
自分を離れて
自分を客観視してみる
だけど
離見だけでは
上部だけのものに偏りがちになり
個性は出にくく
面白みが失われやすい
離見と我見
このちょうど良いバランスが
うまく取れるようになると
良いカリスマ性が出る
能の世界では
花があると表現されます
年齢層のものを演じる
若いうちは
若いだけで花があるけれど
そればかりに頼っていては
本物の申楽者にはなれない
どんな役も演じれるようになるために
どんなときも
見る側に
飽きさせることのない
味わいある華やかさを感じさせる
そのためにどうするのか
芯のある花を咲かせる
不快な気持ちや
嫌な気持ちにさせないことも
思いやりの大切さ
花鏡
ただ美しい花を
見せつければ良いのではなく
それを見え隠れするほどの
押し引きで
秘めてこそ
花は華やかさを増すことができる
季節ごとに咲く
旬の花が
それぞれあるように
Om Shantiこの本は
読んでいても
退屈な部分が多く
最初はそこまで
面白いものではないですが
読み終えたあと
すごく考えさせられた
とても魅力的な一冊でした