手作りの料理を送る | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。


ある仕事が佳境で、落ち着かない日々。毎日仕事とごはん作りに追われていて、なかなかがっちりブログを書く時間がとれません。

しばらく前から、隣県に住む夫の実家にもおかずを送っていまして、そのおかずつくりがわりと大変なんです。料理が特別得意ではないから、けっこう時間がかかってしまう。


仕事が終わったあとにワインを飲みながら気ままにする料理は楽しいけれど、仕事を抱えているときの料理は心身ともに重労働。

私の場合、料理にはものすごーく時間がかかる。何度も何度も味見をしないと不安だし。どうも要領が悪い。私にとって料理は、片手間でちょちょいのちょい、っとでできるものではないんですよね・・・。

料理をしたくなくなると、料理研究家の栗原はるみさんの「プロフェッショナル仕事の流儀」のドキュメンタリー映像を思い出します。立ちっぱなしでがんがん料理している様子を思い出すと、よしやらねば、と思えます。

その番組の中で、「料理って面白いよね。だって、やってれば上達するじゃない?」と栗原さんはおっしゃっていましたが、なまけものの私はなかなかそんな境地にはなれないのでした。

でも、ヘタなりにがんばってやっていれば、いつか得意になり、ほんとの料理好きになるかもしれない。


なにより、食が細くなってすっかり弱っていた義母が、おかずを送るようになってから少しずつ体力つけてくれてるのがうれしいので、できる限り作って送り続けようと思います。







クール便、天地無用でこうしたおかずが送れるのだからありがたい。スーパーでお菓子などの段ボールをもらってきてそれに詰めて送ります。




私のほうの実家から送られてきた宅急便。母の手作りの大徳寺納豆入りみそパンによもぎ団子。一昨日はほりたてのたけのこの煮物と水煮が届きました。

母は手まめで、こうした手料理を送ってくれる気遣いは昔からでしたが、料理を作って、梱包して、送る、その手間がどんなに大変か今の私にはよくわかるだけに、つくづくありがたく感じました。

笹巻やらなにやら、手の込んだものを送ってくれる母に、「たいへんだからしなくていいのに」と言うと、「楽しいからするんだよ」といつも言うのです。


手作りの料理には、なにか力がこもってるような気がする。そして、

作ってるほうにも、何かを与えてくれてるんですよね、きっと。