焼き鳥の幸せ | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。

この春買い替えたもの。パソコンだけではありません(なんと金のかかる年度初めだったことか)。


ガスコンロ。


3口あったコンロの1コの着火がおかしくなり、なだめすかして使ってきたのがついにダメになり、ついに決意。

泣く泣く買い替えたのですが、これがなんとまあ、便利なことか!


拍子抜けするほどお掃除がラクだし、

なんいっても、グリルが超便利!


とりつけてくれたおじさんが、グリルの使い方を教えてくれながら、


「ホラ、このボタンをね、ピッ、ピッとしますとね、あと勝手に焼いてくれますからね。人間やるより上手ですからね」

って。


奥さんがやるよかいいですよ、ってなんかバカにされてるような気がして一瞬ムッとしたんだけど、

いやはや、まさに。

たしかに、人間いらずです。


「干物」「姿焼き」なんてスイッチおすだけで、オートで、焼けちゃうんですから!

ひっくり返さなくていいんですよ!!


って、あんまり驚いたんで知り合いに自慢したら、

「なにいってんの、だいぶ前から、みんなそうだよ」って言われた・・・


おかげで、お魚の登場回数が増えました。


こないだは、砂肝の焼き鳥を作りました。


グリルに「焼き鳥」というスイッチがあったので、

へー、焼き鳥できるんだ、と気になっていたんです。


近所の鶏肉屋さんによさげな砂肝があったので、少し買ってきて、切って、竹串に刺し、グリルに入れて、「焼き鳥」スイッチを。


「なんか線香みたいな匂いがする」


家族に言われてグリルをのぞいたら、竹串がぜんぶ焦げて焼け落ちてました。


「バカじゃない!? なにやってんの、燃えるに決まってんじゃん!!」


「だって、『焼き鳥』って書いてあるんだもん。へー串のまま焼けるんだーって思ってさぁ」


そうか・・・・焼き鳥って、「チキンのグリル」のことで、串に刺したやつのことじゃなかったんだぁ。


家族はあきれていましたが、砂肝の焼き鳥、超うまかったです。


めんどうなので固いところも取らずに全部。

塩麹につけるのがポイントです。

今度は串の出てるところはアルミホイルで巻きます。



そういえば、子どものころ愛読していた「花子とアン」の村岡花子訳の『赤毛のアン』に、

「焼き鳥」が出てくるシーンがありまして。


遠方に行ったアンが、グリンゲイブルズに帰ってくるシーン。アンが空腹だろうとマリラが「焼き鳥」を作って待っているのです。


「まあ、マリラ!焼き鳥ね!」

「おまえさんが空腹だろうと思って、こしらえといたのさ」    (のような会話だったとおもう)



それを読むたびに、アンが串にさしたネギ間とか砂肝とか食べている様子を思い浮かべてゴクリと唾をのんでしまっていた私でした。

やれやれと家に帰ってきて、焼き鳥を食べられるなんて幸せ。


私にとっては、「焼き鳥」が、

「家に帰ってくることが一番最高のことだったわ」と言う(だと思った)アンの言葉とセットになっているのでした。



(今原書を確認してみたら、broild chicken となってました)