台風9号 | Minahei

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ライター戸塚美奈のブログです。

週末は、子どもらの大会合宿を見に行ってきた。

これまでは合宿で留守なのをこれ幸いとパパの飲み歩いていたのだが、もう長男は今年で最後だし。


道中あやしい天気で常磐道をひた走る。会場につくと、なんとか曇り、ときどきパラパラ小雨。・・・暑いよりはいいんだけどね。今日の天気予報に雨マークなんてついてなかったよね、などとパパと話している最中、じつは、着々と台風9号が近づいているのであった、、。


早めに2日目の試合を終えて宿に戻る。今日は時間があったら海で遊ぼうという計画だったので、皆もう海に行く気まんまんでユニホームのままはだしになり、宿の玄関に待機。

そこで、話好きの宿のおばちゃんにつかまった。

「たいへんですね~、こんなウルサイ小学生いっぱいで」

「たいへんだけど、みんな面白いよ~。小学生はいいよ。大学生が嫌だよう。もうなるべくことわっちゃう。寝ないんだ。6時まで酒のんで騒いで、たまんない。小学生はちゃんと寝るからねえ」

…まあ私も大学生の時分はそうだったからなあ。

「チームによって、いろいろだねえ、優しいコーチのとこと厳しいコーチのとことね。ここはほんとに優しい監督だわね。あの監督さんね、しゃべり方も優しいしねえ~」

ほめられているのかなんなのかよくわからないが、まあいいことにしよう。


なんだか、けっこう雨が降ってきた。

コーチたちも、空を見ながら、海に行こうかどうしようか思案している。

子どもたちは行く気まんまん。


「雨、大丈夫ですかね?」

「大丈夫大丈夫。今年はまだ一個も大会つぶれてないから。このへんは、大雨降るってことないの。雷ごろごろ鳴ってザーッと降るっていうことがない土地でね、雨は降ってもすぐあがるから、大丈夫!」

おばちゃんの太鼓判をもらって、安心。


そしたら、ほんとに、雨が小降りになってきた。

「よし、行こう!」

「やったー!!!」「いくぞー!」

全員大喜びで海岸に下りていく。


砂浜につくと、全員、3年生のチビも、6年のでかいのも、太ってるのもガリガリのも、いっせいに海に向かって走り出した。

その後ろ姿を見て、思わずうちのパパが噴き出す。

ほとんどバカと言えるねぇ。

天気が悪いので、どんよりした空に泥色の海。写真をとろうにも絵にならん。ぷかぷか波に乗り、頭をぬらしててんでに浮かぶ様子は、まるで水鳥の群れのよう。

そいつらの頭を、野鳥の会よろしく、カウントしつつ確認する用心深いパパ。


4年のチビが大きい子の背中にくっついて甘える。

若いコーチが子どもたちを「そーれっ!」と海に放り投げる。

数人で波打ち際に座り、波にのまれてげたげたバカ笑い。

首だけ出して砂にうめた子の足をみんなでくすぐり大会。


たった一時間の海遊び。

よかったねえ!

子どもらの海遊びの付き添いなんて「めんどくさ」と思っていたけど、いいものを見た~。


ところが。


夜、雨が再び降り出した。

明け方近く、雨の音で目が覚める。

「雨? でも、これだけ降ったら、朝になったらやむだろうナ。それに、おばちゃん、この辺は雨すぐあがるって言ってたし」

やむわけなかった、、、これ台風9号だったんだもん!


朝になればますます激しく雨が降り、残念ながら、うちのチームは棄権することに。大会再度は時間短縮決行の予定だったが、そこまでするより、安全第一との選択。

これは仕方ない。

あの雨の中ではサッカーにならんだろう。


海であれだけ遊んだ(のを見せてもらった)ので、母的には満足じゃ。

試合で活躍するところを見られなかったのは残念だったけど、子どもたちが仲間と一緒に楽しく活動しているのを見てれば、私はそれでけっこううれしいみたいだ。

バカ遊びを見守ってくれる「優しい」監督や、子どもよりバカになって一緒に遊んでくれるコーチたちに感謝。