新聞の広告ページに出ていた、小山薫堂さんの記事がおもしろかった。
『おくりびと』の脚本の小山薫堂さん。
ただ安いものがいいわけではない。
お金は「ほしいものを手に入れるための装置ではなく、拍手を送り、応援する装置」
不況だ不況だとネガティブな情報を流すのではなく、
互いに相手をほめあったり、声援を送ったりする社会であってほしいと。
なるほどなあ。
故郷山形を舞台にした『おくりびと』の脚本をかかれていることや、
実家の近くにある大学の学科長をしていることで、なんとなく親しみを感じていたけれど、
こういう気持ちのいい提案をしてくれる人なんだ、と、元気をもらった気がした。
私がきりぬいていた記事をダンナもみつけて読んで、おもしろかったらしく、
昨日、小山薫堂さんの新書を買って来てくれた。
『もったいない主義』(幻冬舎新書)
子どもを病院につれてく行き帰りに読めちゃう程度の本なのだけど、
エピローグがとってもよかった。
地下鉄の駅で、本田直之さんの本を熱心に読み込んでいる人をみかけて、気になり、
一度上りかけた階段をUターンしてわざわざ戻り、
この人と連絡をとりたいなら、私にメールを下さい、つないであげますよ、と名刺を渡すというエピソード。
でも結局、メールはこなかったらしい。
「その人は『どこでもドア』を開けなかったんだね」という誰かのつぶやきも印象的だった。
確かに、
小山薫堂さん程のネームバリューのある人だから、できることかもしれない。
こんなマネ、普通の人にはできないよ、という話も本の中にはいっぱいあった。
ダンナは読んで「あんまり、、」と言ってたし。でも、私は、この最後の一文に星三つ。
この人に声をかけたい、という時に、声をかけてみる。
声をかけられたら、躊躇せずに声をかえしてみる。
人生って、誰にとってもそういう素晴らしい出会いのチャンスに満ちているものじゃないだろうか。
ほんの少しの勇気で、扉が開き、次のステージに行くことができたりする。
自分の能力が万全になったから次のステージに行けるのではなくて、
勇気を出して、誰かに声をかけることで、次のステージへのドアが開くことが多いんだ。
人生はテレビゲームとは違うわけだなあ。
さあ、私も
「どこでもドア」をノックしよう!