雨が降っている。
この街で走る車を
電車の中より見ている。

前の明かりは
果てしなく続くように見える。

ビルの明かりが夜の街の中で輝いている。

僕は一人で電車のガラスに映っている
自分を見る。

周りには会社帰りの女が映っていた。

この街で生きてゆくのは難しい。
例え、あの娘の明るさで生きても・・・

この街の不安が誰もの上にある。
心の底から笑ったことが
一度もないような人ばかりだからだ。

そんなことはないのに。

雨が降っている。

この街で。

夜が深くなってゆく。

誰もが一人で心の底から笑ったことのない
この夜をまた過ごす。

アッチョンブリケ。