一日の終わりに、
暮らしとお金について、少しだけ立ち止まって考えてみる時間を――。
このシリーズでは、あるアンケートの設問をきっかけに、
わたし自身の「お金とのつきあい方」を振り返ってみたいと思います。
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📌今日の設問
「お金に関して専門家に相談したいと思ったとき、どうしますか?」
たとえば…
・銀行や証券会社、保険代理店など、付き合いのある担当者にまず相談する
・付き合いのある専門家はいないので、ネットで調べる
・まず、AIにどうしたらいいか聞く
・そもそも相談しない など
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✍ 私の回答
「付き合いのあるFPに相談する」
これが、私の回答です。
ファイナンシャルプランナー仲間や、信頼している専門家がいるというのは、職業柄の強みかもしれません。
「まず相談」と即決するタイプではありませんが、自分で調べたり考えた利したうえで、「この判断、ぶれていないかな?」と確かめたくなる時もあります。
とくに、
- 制度改正の情報をキャッチしたとき
- 事業や投資の流れを整理したいとき
- 自分では見落としている視点があるかもしれないと感じたとき
第三者の声を借りることで、思いがけない気づきが得られることも多いのです。
■「相談できる人」がいる安心
世の中には、「お金の相談=保険の勧誘」と思っている人も多く、そもそも“誰に何を聞けばいいかわからない”という人も少なくありません。
でも、「ちょっと聞いてみたい」が気軽にできる人がいると、不安は格段に小さくなります。
たとえば――
- NISAって結局どう使えばいいの?
- 親の介護と相続、どう準備しておけばいい?
- 老後のお金、今のペースで貯めて間に合う?
こうした疑問を、「変に思われないかな」とか、「契約させられそう」とか、そんな心配なく話せる人。
そういう存在がひとりでもいると、暮らしの安心感はぐっと増します。
💡FP視点でひとこと
お金の不安の多くは、「知らない」ことと、「話せない」ことから生まれます。
ネットに情報はあふれている。
でも、自分に当てはめるのは難しい。
しかも、間違って解釈してしまうかもしれない。
そんなとき、「自分のことを少しでも知っている人に聞ける」って、実はすごく大きな安心材料です。
ファイナンシャルプランナーは、本来、金融商品を売る人ではありません。
人生をお金の面からサポートする存在。
「ちょっと聞いてみたい」ことがあれば、気軽に話せる相手を、ぜひ探してみてください。
明日もまた、アンケートの設問の中からひとつ切り取って、
「わたし自身の暮らしとお金」について考えてみたいと思います。