ベランダのラベンダーが、少しずつ元気をなくしています。


葉に触れるとパッと飛び立つ小さく白い虫――コナジラミがたくさん。

コナジラミは乾燥と高温を好みます。

 

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昨年までは全く見られなかった光景。

今年の長く続く猛暑のおかげで、ベランダの植物たちの葉裏で居場所を広げていきました。


植物の養分を吸い取ってしまう厄介な存在です。

 

 

けれど、よく考えれば彼らもまた必死に生きている。

私から見れば「困った虫」でも、コナジラミにとっては生き延びるための行為。

 

 


ベランダという小さな世界に、ラベンダーも、オクラも、トマトも、そしてコナジラミも、それぞれの命が存在しています。
弱っていく植物と、そこに群がる虫。どちらも生きていて、同じ空間を共有している。

 

人間にできるのは、その中でバランスをとり、整えながら共に暮らすこと。
ときには守り、ときには手放しながら、命の営みに耳を澄ますこと。

 

 

――ベランダを眺めながら、「生きる」ということの多様さを、あらためて考えさせられます。

 

 

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
 
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。