それは、あるニュースから始まりました。

「ネット証券の口座が乗っ取られた」という報道です。

 

不正ログイン、パスワードの流出、フィッシング詐欺――

どんなに気をつけていても、ネットとつながっている以上、「絶対安全」とは言い切れない。

 

そんな不安が、ふと頭をよぎりました。

 

 

私はネット証券口座を使っています。

便利で低コスト、商品も豊富。

 

でも――

「すべてをオンラインに置いておいて、本当に大丈夫?」

「もし何かあったとき、一か所で大丈夫?」

 

そんな思いが、じわじわと膨らんできました。

 

 

「お金の置き場所」を見直すタイミング

不安をきっかけに、私はお金の”置き場所”を見直してみることにしました。

 

条件は、次の3つです。

  • 取引金融機関はこれ以上増やしたくない
  • ネット証券と同じような商品が買える
  • ネットから遮断された”オフライン”環境があること

こうして私がたどり着いたのは、すでに取引がある都市銀行で国債を購入するという選択でした。

 

 

 

整理の始まりは、不安の芽だった

この”国債を通帳で保有する”選択が、私にとって、お金まわりの整理のスタート地点になりました。

  • 必要な時だけ動かす
  • ネットとつながないことで、リスクを限定する
  • 管理の「見える化」ができる

ちょっと大げさですが、自分の手で「安心の土台」を作った感覚です。

 

 

 

この先、もう少し踏み込んで、

「じゃあ、そのお金をどう取り崩すか?」

「どんなふうに受け取るか?」ということを考えはじめることになります。

 

 

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
 
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。