母の日も終わり、新入社員の皆さんは初めての給与を手にして、少しづつ使い始めていることでしょう。

 

「今月は○○円もらえるはず!」と楽しみにしていたものの、いざ振り込まれた金額を見ると税金が差し引かれて、思ったよりも少ないと感じた方も多いかもしれません。

4月の給与からひかれるのは税金だけですが、5月からは社会保険料も引かれるので、受け取る額がさらに少なくなります。

 

これが「可処分所得」。

給与の額面のからひかれた後に、自分の自由に使えるお金の部分です。

 

 

自由に使える時間、どうしてる?

でも、自由に使えるのはお金だけじゃありません。

実は「可処分時間」という考え方もあるんです。

 

可処分時間とは、1日24時間の中で、睡眠や仕事、家事を除いた「自由に使える時間」のこと。

SNSや動画、趣味、遊び、リラックスタイム…あなたは、自由な時間をどう使っていますか?

気がつけば、あっという間に「時間がない!」と感じていること、ありませんか?

 

 

自分だけの「可処分○○」を持とう

そして、可処分空間(私が勝手に作った造語ですが)は、物理的に自分が自由に使える「空間」のこと。自分だけのリラックスできるスペースや、集中できる場所を持つことも、心の余裕につながります。無駄に散らかった部屋では、気分も乱れてしまいますよね。

 

更に、可処分思考(こちらも私が作った造語です)。

自分の思考をどう使うかも意識的に選びたいものです。どんな考えを育て、どんな思考の時間を持つか。ポジティブに過ごすための意識や自己成長のために使う時間、無駄に悩んでしまう時間…それらも意識して使っていきたいですね。

 

 

 

あなたはどう使っていますか?

お金、時間、空間、思考。

これらを自由に使うためには、しっかりと管理することが重要です。自由だからこそ、どのように使うかを意識しないと、あとで「なんだか無駄づかいした気分」になってしまいます。

 

あなたの可処分所得、可処分時間、可処分空間、そして可処分思考、どう使っていますか。

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。