最近、定期的に相談を受けているお客さまから「この株、売ろうと思ってるんですけど、どう思いますか?」と相談されました。それまで、「気になっている」と言っていた銘柄について、ついに「売ろう」という決断を口にされた瞬間でした。
口にすることで決断が固まる
口から出る言葉は、心の中で決めた内容が現れる瞬間。
例えば、「旅行に行きたいな~」と思っていても、実際に行動に移すためには「決めた!旅行に行こう!」と口にすることで、心の中での迷いが晴れ、行動に移す準備が整うものです。
普段、私が資産運用の相談を受ける時には、基本的な考え方(長期・積立・分散とか)、商品の特徴(ハイリスク・ハイリターンとか)、メリットデメリットや最近の傾向などをお話しします。当然ながら、「今が買いです。今、売りましょう。」なんてことは口が裂けても言いません。
でも、今回のお客さまには「そう思ったのなら手放すタイミングかもしれませんね」とお伝えしました。
背中を押してもらいたい気持ち
時には、心の中では決まっているのに、ほんの少し背中を押して押してもらいたいと思う時があります。
今回お客様からの「売ろうと思っているけれど」という言葉を聞いたとき、私はその背中を押してほしいという気持ちが強く感じられました。
これは、株に限らず、特に踏み出すのが少し怖い場面ではよくあること。
旅行に行くときや新しいモノを買うときも同じです。迷いながら決断することもあれば、誰かの一言で背中を押されて、行動に移すこともあります。
最終的な決断の大切さ
最終的に、どんな行動を起こすにしても、それは心の準備と意思決定があってこそのものです。決断を口にすることで、その決意がさらに強くなり、行動に繋がります。日々の小さな選択でも、心の準備をしっかりと整え、言葉にすることが大切です。
だから、決断したいときは、思い切って「口にだしてみる」ことが、第一歩かもしれませんね。
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。

