キャッシュフロー表の項目について

「支出項目はいくつぐらいが理想ですか?」という質問をいただきました。

 

理想の項目数

家計管理のコツとしては、支出項目はあまり細かく分けず、大まかに考えるのがベストです。

一般的には、食費、光熱費、住宅費、保険、娯楽・日用品、その他といった感じで、5~10項目程度にするのが理想的です。

全体像がわかりやすくなり、どのカテゴリーで無駄な使い方をしているかチェックもしやすくなります。

 

項目名は自由

項目名は自由に決めることができます。家計管理ツール(家計簿やアプリ)などもカスタマイズ可能なものが多いので、支出の特徴に合わせてわかりやすい名前にしてOKです。

 

 

 

私のキャッシュフロー表

まずは全体像を見てみましょう。

 

 

細かすぎるので、収入と支出項目のに焦点を当てて見てみます。

 

 

収入は3項目

 勤労:複数収入があるので「給与」ではなく「勤労」

 年金:将来のメイン収入

 その他:所得税の還付金や給付金など

 

支出は11項目

 1.住宅関連:管理費・火災保険・固定資産税

 2.食料:食材・総菜・外食

 3.光熱・水道:電気・ガス・水道

 4.通信交通費:携帯・Wifi・NHK・交通費

 5.保険・美容:化粧品・美容院・ジムなど

 6.日用品・被服:日用雑貨・衣料品など

 7.掛捨保険:医療保険・がん保険

 8.教育:新聞・セミナー参加など

 9.貯蓄:iDeco・貯蓄型保険・デパート友の会

 10.娯楽:観劇・旅行

 11.その他

 

この11種類の項目は、私の仕事柄、総務省の家計調査の項目を参考にしました。

 

 

自分にあった項目名にカスタマイズ

項目名はライフスタイルや価値観に合わせたアレンジをしてOK。

 

例えば、

日用品費を「生活必需品」や「生活コスト」

娯楽費を「リフレッシュ費」や「推し活費」

 

など、自分が続けやすく、管理しやすい名前に変更するのもおすすめです。

 

 

 

まとめ

キャッシュフロー表は、細かく分けすぎると管理が大変になり、続けにくくなります。

シンプルに整理し、無理なく使える形にすることが大切です。

是非自分にあった項目を作り

家計管理をスムーズにしてくださいね。

 

 

 

 

 

 
長井美奈枝(ながいみなえ)
ファイナンシャルプランナー
1970年生まれ。神奈川県川崎市在住。
銀行勤務14年を経て、2007年よりファイナンシャルプランナーとして独立。
金融知識だけでなく、暮らしに寄り添ったアドバイスを大切にしながら、
50代以上の女性を中心に、個別相談やライフプラン講座を行っています。

「お金に向きあうことで、これからの人生に安心を」
そんな思いを込めて、日々ブログを更新中。