私が生まれたころ「男女平等」と日本でも言われるようになりました。
1985年には男女雇用機会均等法が施行され取り組みが始まったといわれますが、道半ばなんていう状況じゃないぐらい遅れています。
弱い(遅れている)部分は政治と経済
女性のリーダーシップ不足
政治やビジネスの世界で、重要な地位についている女性が圧倒的に少ない。
給与格差
同じ仕事でも男女間の報酬の差が大きい。そもそも、女性の就業参加率も少ない。
家庭内での負担不均衡
女性が育児や家事を担うというのが当たり前。という固定観念。
3番目の考え方が色濃く出ているのが遺族年金。
遺族年金は男女で受給要件が異なります。
会社員の夫と専業主婦、子どもは2人
国のモデルケースをもとに年金の仕組みが作られているので
配偶者がなくなった時に受け取る遺族年金は
専業主婦の妻を念頭に置いた女性の所得保障制度として作られています。
夫が死亡し妻が遺された場合は手厚い保障
妻が死亡し夫が遺された場合は保障がほとんどない
※妻がもらえる遺族厚生年金は原則一生涯受給可能
これはお客さまとのコンサルティングの際に
ご主人側から不公平じゃありませんか?と指摘されます。
男女とも共通の年齢制限や受給期間に制限をかけるなどの案が議論されているそうです。
遺族年金の受給要件を男女平等。
その分、今まで発生しなかった男性に向けた給付が増えるわけですから、受給期間や金額が削減が検討されることは十分考えられます。
今まで手厚い保障だった女性から見れば、
嫌だな~と感じるかもしれません。
男性も女性も、性別に関係なく、社会や家庭で等しく活動し生活できる社会に向けて試行錯誤が続きそうです。
今の私たちにできることは
ひとり一人が生きるための生活スキルをアップさせる
これにつきます。