「新NISAがはじまって、投資信託を買っています」
という人の多くが一度は目にしたことがある言葉
オルカンもしくはオールカントリー
これは、
MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(ACWI)」の略称。
MSCIというのは、
「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル」という株価算出をする会社です。
全世界の株式市場の中から
・この国の株式市場の規模は大きいかな?
・外国人でも買いやすい株式市場かな?
更には
・この会社はそれなりの規模かな?
・良く取引されているかな?
と、指数算出会社が決定しています。
出典:日本経済新聞 2024年5月16日 朝刊
3ヶ月毎に指数の見直しをしていますが、日本の組み入れ銘柄が14社減ることになりました。
事前に「○○は削除されるかも、△△は追加されるかも」と証券会社が予想をたてます。実際に銘柄が公表されると対象の企業の株価が大きく動くので、注目度の高い指数の一つです。
前回の指数見直し同様、中国株は大きく減り、その代わりインド株が増えました。
電力や不動産、銀行といった幅広い銘柄が組み入れられています。
時代によって、国や企業の成長性・重要性は変化します。
5年10年と時代が変化するなかで、
世界経済や世界企業(株式)のパワーバランスが変わります。
その変化を調整してくれる指数銘柄入れ替えは、
インデックス運用をしている個人投資家にとってありがたい仕組み。
自分のお金はどこに投資されているのかな?
投資作はどう変化したのかな?
この動きを追いかけるだけでも
世界経済の動向をちょっと垣間見ることができますから
ときどき気にしてもらえればと思います。