昨日の日経新聞ニュース
「1人あたりの現金給与総額は上昇が続き、
2月は1.8%増の28万2265円と26カ月連続でプラスとなった。」
全体的に2月は給与がふえた
と思いきや・・・・・
「1人あたりの賃金は物価を考慮した実質で前年同月から1.3%減少した。
マイナスは23カ月連続。」
一体、ふえたの?へったの?どっち?
グラフで表すとこんな感じです↓
出典:日本経済新聞 2024年4月8日
現金給与総額というのは実際に受け取った給与の事
名目賃金といいます。
実質賃金とは
名目賃金に物価変動の影響を加味して計算した賃金の事。
見かけは1.8%ふえたけど
モノの値段がぐんと上がっているから(3.3%)
実質的には1.3%減っちゃった。
※計算式は単純に1.8-3.3ではありません。
こうなると、
消費を増やそうとする個人がなかなかいません。
お財布の紐はまだまだしっかり閉まっていて
気がつけば弾みがついた賃金上昇にも
ブレーキがかかるかもしれません。
金融緩和・賃金上昇だけで経済を上向かせるには
そろそろ限界があるのかもしれません。