昨年末から話題になっていた新NISA
その陰にひっそりと隠れてしまったようなiDeCo
公的年金の補完的な立場として用意された私的年金の一つ
個人型確定拠出年金iDeCo
制度変更の議論が始まるようです。
出典:日本経済新聞 2024年3月25日朝刊
現在の加入年齢は65歳未満が70歳未満へ変更の予定です。
ただ実際には誰でも加入可能というわけではありません。
iDeCoの加入条件は
「国民年金加入者であること」
企業に雇われている人は?
基本的には厚生年金に加入します。同時に国民年金にも加入していることになりますから、加入条件を満たします。
個人事業主やフリーランスは?
公的年金は国民年金。だったら大丈夫!と思いがちですが…。
そもそも、国民年金の加入期間上限は20歳~60歳の40年間(480ヶ月)。
60歳時点で480ヶ月に到達していない場合には任意加入が可能ですが、その期間の上限は65歳。
つまり、加入条件を満たせない…
iDeCoは公的年金の1階部分(国民年金)しかない人が
掛金を多めに拠出できるようになっています。
でも、加入条件を満たせないというチグハグ状態。
きっと、この先チグハグ状態の議論が始まるでしょう。
つまり
公的年金(国民年金)の加入期間上限を70歳未満にする。
「基本的な加入期間は60歳
でも、希望すれば70歳まで加入できます。
公的年金が上乗せされます。」
こんな年金改正議論が始まるかもしれません。