少子高齢化が進み、後継ぎのいない無縁仏ならぬ無縁墓の懸念からお墓をメタバース空間に作るという画期的なお話。日経新聞に掲載されたのは5月の事でした。

 

 

まだ先の話だけど、考える必要があるな~と悠長に構えていたら・・・

 

 

出典:日本経済新聞 2023年9月14日 朝刊

 

 

58%というのは

「墓地を運営していると確認できた765市町村のうち、2020年度末時点で、無縁墓が1区画でもあると答えた自治体の割合」

 

 

「無縁墓」というのは管理する親族がいなくなったお墓のことを指しますが、年齢(高齢)や距離(遠方)を理由に放置され続けているところも多くあります。これらの状況が発生すると想像できた段階で、迅速に墓じまいができればよいのでしょうが、お寺や地域、親族とのおつきあいでなかなか勧められない現状もあります。

 

 

今年70歳になる会社の従業員は、義母(90歳)の実家の墓じまいのために今秋遠く離れた地方に親族総出で旅行に行くそうです。「手間のかかることだけれど、今やっておかないと下の世代(娘たち)がもっと苦労する。だから自分たちがいる間になんとか決着させたい。」と話してくれました。

 

 

「なるべく人に迷惑をかけたくない」

「今のうちに何とかしたい」

心の中で思っているだけでは、物事は解決しません。

 

今思っていること、将来のことを見据えて気になっていることを、口に出して家族に伝える。

 

立つ鳥跡を濁さず

 

そのために日々の小さな会話が大切です。