どこから興味を持ったらよいのか?

何から手をつけたらいいのか?

よくわかりません。

 

資産運用のお話をすると、こんな質問をうけることがあります。

 

 

 

私が銀行員でなかったら多分同じ感覚だったと思います。

 

お金に限らず、物事に関する思考回路や価値観のベースは子供の頃に作られます。

 

親が金融商品や資産運用に対して否定的な感情を抱いていれば、

「投資は何となく怖くて、ギャンブル的で、近づいてはいけないもの」というマイナスイメージが基礎になります。

 

 

「投資なんて危ないわ。預金だけで充分」

「証券会社が勧めるものは全然だめだ。また損した。」

「資産運用ね~、やったほうがいいのはわかっているけどね~」

家族の中でも反応は色々

 

私は銀行に就職し、最初の配属が融資や外国為替という世の中と結びついた業務だったことが影響しました。

25年前、投資信託の銀行窓口で販売解禁となったのは、1998年12月、28歳の時。

新しもの好きだった私はパンフレットを眺めていながら、

わからないなりに投資信託のことを勉強し、購入したことを思い出します。

そしていくつかの支店と時間を経て今に至ります。

 

 

 

日本証券業協会が3年ごとに実施している「証券投資に関する全国調査2021年度調査報告書(個人調査)」によると、

金融商品の保有率は預貯金が92.2%で圧倒的、株式(13.6%)投資信託(10.8%)と大きな差があります。

 

興味を持っている金融商品でも、預貯金(54.7%)株式(18.1%)投資信託(14.5%)。

ちょっとびっくりするのは「興味を持っている金融商品はない」という回答が34.9%となっていることです。

 

将来・老後の生活資金のために金融商品を保有している人が多い(68.6%)のに、

いつでも出し入れできることを重要視している(46.1%)のが特徴的です。

 

 

出典:「証券投資に関する全国調査2021年度調査報告書(個人調査)」

 

 

「興味がない」と思う人を減らすこと

怖いというイメージの前に「金融知識をつけることの必要性」を感じてもらうこと

これらが投資人口を増やすキーワードだと感じます。