iDeCoやNISAが浸透したことで、メジャーになってきた投資信託。

 

日本には何本の投資信託があるかご存じですか?

2022年5月末で5932本

投資信託協会発表 「数字で見る投資信託」より

 

ちなみに大手ネット証券で購入可能な投資信託は2649~2660本

何を選べばいいか迷うのが率直な感想

と思っていたら

「投資信託が少ない」との記事

 

出典:2022年7月12日 日本経済新聞朝刊

 

2022年上期(1~6月)の新設本数は21年下期(7~12月)から3割少なかった。21年までは投資家層の拡大に伴い話題のテーマに沿った投信の新設が相次いでいたが、投資家心理の悪化を強く反映している。

 

投資信託の乱立は日本特有の現象

2001年には2333本だった投資信託も今では6000本が目の前

 

テーマ型の投資信託は

「最近話題の〇〇をテーマにした投資信託です」

「今はこっちの方がいいですよ」と

窓口の販売担当者が声をかけやすいという側面があったと思います。

※銀行窓口担当者時代の個人的な感想です。

 

昔は、中国株・オーストラリア債券・BRICS

今は、米国ハイテク株・AI・ESGなどさまざま。

日本の投資信託は流行があり、長く続かない印象です。

 

金融庁の投資信託に関する報告書には

日米の投資信託の比較表が載っています。

 

アメリカの投資信託(右側)は

10年前・5年前から着実に資産残高を伸ばして現在に至る

※現在の上位10銘柄のうち、8本は5年前、6本は10年前から常に上位にあります。(水色反転部分)

 

出典:金融庁「投資信託等の販売会社に関する定量データ分析結果」

 

一方日本は

10年前からは2本、5年前からは3本と、入れ替わりが多い印象です。

流行りすたりが激しいですね。

投資信託の保有期間も長くなってきたとは言われますが

金融機関によっては平均2年に満たないところもまだまだあります。

 

だからなのかもしれません。

日本人が資産運用や投資について

「働かないでお金を儲けるなんて」とか「ばくちみたいのもの」といった

マイナスイメージや特別な人がやることといった

印象を持つ人が日本にはまだ多いのは。

 

 

でも、本当は違います。

 

例えばスーパーで手にする冷凍食品

・原材料を入手して加工

・販売のための広告戦略

・1個当たりの利益

など、

私たちの生活にお金は密着していて、

日本や世界の経済と密接に絡み合っています

 

一つ一つの企業や世界の経済の集大成が投資信託です。

 

生活必需品を探すように、

投資信託を探してもいいんです。

 

興味を持ったら、みてみる。調べてみる。

今は証券会社にわざわざ出向かなくても

口座をまだ作っていなくても

各金融機関のHPから調べることができます。

 

小さな一歩から お金の流れと仲良くなることをはじめませんか。