「男女の順番が反対になると、なかなか厄介ね」
久しぶりに会った友人の一言
叔母さんにあたる方が急逝され
その方にはお子さんがいらっしゃらないため
死後手続きを手伝っているとのこと。
・平均寿命で考えれば、まだまだ先の話と考えていた。
・平均寿命で考えれば、叔父さんが先だと思っていた。
・叔父さんはすっかり意気消沈で聞くに聞けない。
・行き来がある家ではないので、どこに何があるかわからない。
・叔母さんの戸籍を追っかけるにも生い立ちも知らないから大変。
・叔父さんは昔の人だから日常生活(食事・洗濯・ゴミ出し等)が全然だめ。
どうしよう・・・・・・。
我が家も母が先に他界。
でも、(変な言い方ですが)理想的な状況であったと感じています。
私の職業柄、元気なうちに父と母の所有資産を確認・管理、
持病があったので母の方が先に旅立ちそうだと想定、
押入れの奥の箱には何が入っているのかなども確認していました。
父は認めたくなかったので、私の胸の内だけでしたが
父が一人で日常生活を送れないことは懸案事項でしたが、
いくつかの選択肢を用意していました。
ここまで用意周到というのはなかなかないと思います。
もし自分が急に倒れたら?意志の疎通ができなくなったら?
と想像して
・私名義のものは一覧表を作っておこう
・どこにしまってあるかわかるようにしておこう
・自分の考えを書類にしておこう
などと少しずつ動き出すことが必要です。
「人に迷惑をかけたくない」
日本人の多くはこのこと言葉を口にします。
だったら終活からはじめてみるのもいいかもしれません。
自分がいれば簡単にわかることも
他人にはなかなかわからない。
エンディングノートや遺言書と言った
しっかりとしたものに取り掛かる前に
心の中の不安や想いを吐き出すことから
はじめてみませんか。
