2020年と2019年の年収の比較をしてみましたか?
厚生労働省の毎月勤労統計のデータ(令和2年1月確報~10月確報)参考に計算したところ
就業形態平均で前年同月比約1%減でした。
あくまでも平均、業種ごと・勤務形態ごとの偏りが激しいです。
飲食サービス業 約7~8%減
運輸業・郵便業 約2~5%減
この数字はあくまでも勤務継続している人ですから、
解雇された人なども含めれば、
生活が苦しくなった人は非常に多かった年といえます。
一方、支出のほうはどうかというと
参考にしたのは総務省の家計調査です。
令和2年1月~11月のデータによれば
消費支出は前年同月比平均約4.6%減
被服費・交通費・教養娯楽費などが約10~20%減となっていました。
この数字にも偏りがあります。
例えば教養娯楽費でいえば
「パソコン・ゲーム機・ゲームソフト」は前年比60%~170%
「宿泊やパック旅行費・文化施設や遊園地など」は前年比25~98%
食料部門では
パスタ・即席麺・冷凍食材などの支出が増えて、外食・飲酒がぐっと減ったり
家事用消耗品(ウェットティッシュなど)や保健医療品(マスク・ガーゼなど)が増え
被服や交通費が減るなど
今までの家計の状況とはかなり違う支出が多かったと思います。
予期せぬ収入源、予期せぬ支出増に対応できるよう
今年は家計と向き合う必要性が高くなります。
もし、ボーナス頼みの生活スタイルだったとするならば
早急に見直しが必要です。
今まで、
ボーナスを当てにして住宅ローンの返済を組んでいませんでしたか?
年払いの保険料や自動車維持の費用、固定資産税などボーナスから取り置きしていた金額はいくらでしたか?
毎月の赤字をボーナスで帳尻合わせしていませんでしたか?
もし少しでも不安が頭をよぎったら、今からでも遅くはありません。
不安は頭の中にそのままにしておいても
誰も何もできませんし、事態を悪化させるだけです。
だから、、まずは
家のお金の入りと出を全部全部書き出しましょう。
頭のなかから不安を追い出して
目の前に書き出すことで
具体的な一歩を踏み出すことができます。